関東財務局が3つのバイナリーオプション・ブランドに警告 日本での無免許営業で
Photo: Bloomberg
日本のバイナリーオプション市場は、世界最大規模かつ最も活発に取引されている市場のひとつだ。また、現地金融監督機関により最も厳しく規制されている市場のひとつでもある。関東財務局は、無免許営業を行っている危険なブローカー会社等について、投資家に対し定期的に注意を呼びかけている。先週水曜日、関東財務局は新たに3つのバイナリーオプション事業者に関する情報を公開した。
合法性が疑われているブランドとしては、BizOption Management Office (BizOption)、 WorldOptionner Management Office (World Option)、LFG Investment Limited (OptionRally)の名が挙げられている。同局の発表によると、上記3社は“金融商品取引業者等向けの総合的な監督指針”のルールに違反したという。
BizOptionのウェブサイトは現在機能していない。一方、World Optionのウェブサイトは正常に運営されているが(英語版・日本語版あり)、日本市場での営業に必要な許認可に関する情報は全く掲載されていなかった。
上記3つの中で唯一きちんと免許を取得していたのがOptionRallyだ。しかしながら、その免許はキプロス証券取引委員会(CySEC)発行によるものであり、キプロス金融市場でのみ有効なものだった。しかも、同局によると、同社に対しては、既に昨年9月の時点でじ第1回目の警告を発しているとのことだった。
上記3社はいずれも、日本人顧客に対しトレーディング・サービスやサポートを提供していたと見られている。日本の法律上では、金融業者はバイナリーオプション関連サービスを提供するためには適正な免許の保持が義務づけられている(他国の免許の有無は関係ないとされている)。
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