EUによる仮想通貨取締強化はナシに? テロ融資への懸念から一転

by Forex Magnates at 27 January, 2016 カテゴリ: 仮想通貨 | 海外

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昨年パリで発生した大規模テロの直後、欧州諸国の首脳の間ではビットコインへの規制強化の動きが強まり、仮想通貨に向けられる視線も厳しいものとなっていた。一時は仮想通貨に対する取締強化の懸念も浮上していたのだが、結局のところEUは上記のような姿勢を軟化させることにしたようだ。

 

欧州議会における「仮想通貨」についての公聴会では、欧州委員会の金融サービス上級代表を務めるOlivier Salles氏が、EUは仮想通貨業界のための特別な新規制を制定するようなことは望んでいない、と述べた。

 

Salles氏の発言から、同委員会は仮想通貨を取り巻く状況が依然としてかなり流動的であるため、今何が起こっているのか完全に把握するには時間がかかると考えているのではないか。また、関係ないテロ事件に対するオーバーリアクションで規制を急いだ場合、誕生したばかりで“まだまだこれから”の段階にある欧州ブロックチェーン事業の発展を妨げるおそれもあると考えたのではないだろうか。

 

また、EUには既に“テロ融資及びマネーロンダリング”に関する成文法が存在しており、仮想通貨分野への同法の適用を検討しているようだ。しかしながら、Salles氏によると「我々は、仮想通貨に関連する金融商品の規制を急いではいない」という。

 

仮想通貨規制の気運が高まったのは、G7においてISISがビットコインを活用していることに言及した直後のことだった。ビットコインを使用すれば匿名で国際送金ができるため、ビットコイン関連事業を展開するフィンテック企業への規制強化を提案していた。





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