ブライス・マスターズ氏がバークレイズ銀行投資銀行部門トップのオファーを断る

by Forex Magnates at 4 December, 2015 カテゴリ: 海外総合

Blythe-Masters

 

Photo: Bloomberg

元JPモルガン役員で、「ウォール街で最もパワフルな女性」のひとりと言われるブライス・マスターズ氏が、バークレイズ銀行投資銀行部門トップの座を断ったと報じられた。ブロックチェーン・スタートアップ企業のデジタル・アセット・ホールディングスの最高経営責任者(CEO)であるマスターズ氏は、現在の業務に専念することを選択した。

「コモディティの女王」の異名をとるマスターズ氏は、時価総額において米国最大の銀行であるJPモルガンで数々の管理職を経験。同行のコモディティ部門を世界最大規模にまで成長させた実績があり、さらに投資銀行部門の最高財務責任者(CFO)も務めた。また、クレジット・デフォルト・スワップ(CDS)の開発者としても有名。もともとは不良債権のリスクヘッジのために設計されたのだが、金融危機時には破壊的なダメージを発生させてしまった商品だ。

関係者が匿名を条件にロイター に語った内容によると、マスターズ氏にアプローチしたのはバークレイズ銀行のジェス・ステーリーCEO。JPモルガン時代の部下だったマスターズ氏に投資銀行部門トップへの就任を依頼したのだという。

しかし、マスターズ氏の現在の野望は、ブロックチェーン・テクノロジーを活用して有価証券決済方法に革命を起こすこと。そのために、彼女はかつての上司の打診を断った。今年初めに現在のポストに就任したマスターズ氏は、報じられるところではウォール街の人脈からの支援を受けて2500万ドルを調達する予定だという。

バークレイズ銀行の投資銀行部門は厳しい局面を迎えている。現在、規模縮小手続きの真っただ中で、現在の同部門CEO・トム・キング氏の辞任も噂されている。

同行はここ数年の間に何度も戦略を変更していると報じられている。また、LIBORや為替レートの不正操作スキャンダルによる多額の罰金も課せられたこともニュースになった。さらに、現在は7,000名の人員削減も実施している。

 





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