ニューヨーク証券取引所で今年最大のIPOとなったファーストデータの取引が開始

by Forex Magnates at 17 October, 2015 カテゴリ: 金融 テクノロジー

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ファーストデータコーポレーション(First Data Corporation) (NYSE:FDC)の株の取引が正式に開始したが、需要・出来高ともにパッとしない。同社は今年、25億ドルと米国最大規模のIPO(株式の新規公開)を実施したにもかかわらず、だ。

ファーストデータは、ペイメント・テクノロジー会社。クレジットカード処理など、様々なサービスを取り扱っている。同社は、米国の多国籍プライベートエクイティ会社KKR & Co.の子会社。2014年には、主に新規投資家からの出資により35億ドルを調達している。

ファーストデータのIPOに関するニュースは、大手ペイメント・プロバイダ企業の例では今週で3件目だ。その他の2社は、WorldpayとEquiniti。ロンドン証券取引所でのIPOを推し進めている。ツイッターのジャック・ドーシーCEOも、2009年設立のペイメント系スタートアップ企業スクエア (NYSE:SQ)のIPOに向けて準備中だ。

多くの投資家が、後にIPOを控えているスクエアの判断材料としてファーストデータの上場直後のパフォーマンスに注目していた。しかし残念ながら、初回の結果は期待からはほど遠いものだった。

ファーストデータは約1億6000万株を16.00ドルで販売していたが、木曜のクローズ時では 株価は-1.6%下落、15.75ドルとなった。大惨事まではいかないものの、ここ数ヶ月間の同社のIPOに関する盛り上がりぶりを思い返すと、決して楽観的とは言えない状況だ。

さらに、同社の貸借対照表を見てみると、初回のリターンや投資家の利益もあまり望めなさそうなのだ。直近の2015年6月時点の同社の累積負債額は210億ドルだった。しかし、IPOにより得た利益を一時的に支払いに充てられると考えられる。このように負債比率が大きくなったのは、2007年のレバレッジド・ベイルアウトが主な原因だ。

ファーストデータのフランク・ビシグナノ会長兼CEOがIPOについて最近発表した声明によると、「本日は、ファーストデータにとって新たな章の幕開けとなる記念すべき日となりました。過去2年間にわたって、弊社は大規模な改革を実施してきました。弊社の事業は、顧客第一主義であり、一番の目的はお客様のビジネスの成長を支援することです。今回のIPOは一連の改革の新たなステップとなりました。新規株主の皆様から受けた素晴らしいサポートに感謝しております。」





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