ブライス・マスターズ氏がブロックチェーン・スタートアップのために2500万ドルの資金調達へ

by Forex Magnates at 8 October, 2015 カテゴリ: 金融 テクノロジー

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JPモルガンの元役員であるブライス・マスターズ氏率いるビットコイン・スタートアップ企業、デジタル・アセット・ホールディングス(Digital Asset Holdings) (DAH)が、2500万ドルの資金調達を実施すると報じられた。

ニューヨークポスト(New York Post)によると、マスターズ氏は資金調達のためにウォールストリートでコネクションを探しているという。同紙によると、同社にとって初となる今回の資金調達ラウンドは、現在「進行中」であるという。

マスターズ氏は、ウォール街に新たな風を巻き起こすべく、今年初めに新しいスタートアップ企業であるDAHにCEOとして参加した。彼女は、不良債権をヘッジするクレジット・デフォルト・スワップやデリバティブ商品を開発したことで有名な人物だ。しかしながら、これらの商品は明らかな誤用の結果2008年の金融危機時には「大量破壊金融兵器」となってしまった。その後彼女はJPモルガンのコモディティ部門の責任者を務め、昨年同社を退職した。

DAHにおいてマスターズ氏は、ブロックチェーン・テクノロジーを適用することで有価証券決済手段に革命をもたらそうとしている。分散型台帳システムでは、決済手続き中に従来発生していた数十億のコストを節約できる可能性があるという。そして、取引先リスクやエラー、長い清算リードタイムの削減も期待できるという。

数多くの銀行がこのテクノロジーをどのようにして導入するのか研究中であり、またこのテクノロジーを産業全体で標準化するために開催されているスタートアップ企業主導のコンソーシアムにも参加し始めた。

DAHは、有価証券決済やシンジケートローン等向けの共有複製台帳やトークン化を提案している。6月には、ブロックチェーン・スタートアップ企業2社を「Acqui-Hire(Acquire+Hire、企業買収により人材獲得すること)」している。

今回の資金調達が無事成功すれば、創成期の企業では最大規模となり、さらに投資家の関心がビットコイン通貨からブロックチェーンや類似の分散型台帳テクノロジーに移行したことの「シグナル」にもなる。先月、ブロックチェーン・スタートアップ企業のチェーン社(Chain)が3000万ドルを調達。4月以降では仮想通貨産業で最大規模の資金調達ラウンドとなった。

 





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