S&PキャピタルIQ がSMEスコアカードをローンチ 新興国の女性経営者を対象とするローンに活用へ

by Forex Magnates at 29 September, 2015 カテゴリ: 金融 テクノロジー

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貸主にとって、意味のあるデータを収集・分析することは、借主の信用リスクと返済能力をより良く理解することに繋がるため、貸主の事業にとってはクリティカルな部分だと言える。銀行がローン申請を評価する際に主な情報源の一つとして、様々な先進国で活動している信用格付機関を活用している。しかしながら、従来型の信用格付には、それらのカバーする人々や企業の範囲の面において限界がある場合が多い。

そのため、銀行から拒否された借主に対するサービス提供を試みている企業の間では、ソーシャルリサーチや会社在庫購入履歴のリアルタイム分析などといった、新しいデータ収集法の人気が高まりつつある。さらに、銀行に対する人口の比率が大きい新興市場では、企業はローン申請の際の信用格付方法として、上記のような新しいデータ分析を取り入れ始めている。

従来型のローン申請が困難な人々や企業によるニッチなニーズに応える新しい信用格付商品を発表したのは、S&PキャピタルIQだ。ニューヨークに本社を置く同社の新製品、「SMEスコアカード」は、女性経営者の中小企業(SME)を対象とするデータ分析結果を貸主に提供することを目的としている。同社によると、このスコアカードを活用することで「透明性の高い貸付フレームワーク」が作られ、ローンを申請している企業を分析する際にジェンダーによるバイアスを取り除くことができる。

S&PキャピタルIQによると、新興国における女性経営者の会社数は2870億ドル規模で、金融機関によるサービスが届いていない企業全体の70%以上に相当するという。ジェンダー・バイアスを取り除くため、SMEスコアカードではカントリー・リスク、産業リスク、競争力、経営管理、金融リスクなどといったデータを審査している。

S&PキャピタルIQのボブ・デュランテ(Bob Durante)シニア・ディレクターは、SMEスコアカードの潜在的なメリットにつき次のようにコメントしている。「新興国において女性が経営している中小企業に生じている貸付の差を埋めることで得られるメリットは非常に明確だ。経済成長を促進し、労働者参加率も上昇、そして一人当たり所得も押し上げられ、最終的にはGDP成長率を高めることになるだろう。中小企業を対象とするローンのデフォルト・リスク識別・格付を行っている信用供与機関をサポートすることこそが、SMEスコアカード開発の目的だ。」





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