8月のパーカーFXインデックスは前月比0.4%高
(写真:Bloomberg)
主要な通貨ファンドのパフォーマンスのグローバル・ベンチマーク、パーカーFXインデックスの8月の数値は、前月比0.4%高と大幅に上昇した。同インデックスのプログラムのうち、およそ55%に好成績が確認された。
オルタナティブ投資マネジメント・グループのパーカー・グローバル・ストラテジーズ(Parker Global Strategies LLC) (PGS) は、マスター・リミテッド・パートナーシップ(MLPs)による直接投資に特化している。具体的には、PGSはFXに関する様々なイニシアティブのマネージャーのエージェントとして、FX関連の一連の投資可能指標の組み立ても行っている。
先月、パーカーFXインデックスは前月比で0.4%と急上昇し、同インデックスに含まれるプログラムの半数以上がポジティブな業績を示した。
2015年8月の最新リリースでは、同インデックスの29プログラム中16プログラムにリターンが、残りの13プログラムに損失が発生した。リスク調整後ベースでは、8月の同インデックスの上昇率は+0.18%、同月のリターン中央値は+0.38%。8月のプログラム別成績の詳細は、最高+7.95%、最低-5.30%だった。
FXインデックス構成
パーカーFXインデックスは、外国通貨のロング/ショート両ポジションから算出するマネージャー・パフォーマンスを示している。このインデックスは均等加重型(時価総額加重と対照的な)で、パフォーマンスの異常値又はブレを調整している。このようなタイプは、通貨マネージャー業界では非典型的と考えられる。
8月のパフォーマンスの主要な決定因子のひとつとしては、中国経済への懸念がくすぶり続けていたことによるマーケット全体でのリスク回避蔓延が挙げられる。さらに、連邦準備理事会が利上げについてはっきりしないため、マーケットは振り回され気味だった。結局、新興市場通貨は8月を通して大幅に下落していたが、この主たる原因は中国及び世界経済成長への懸念だった。
現時点で、パーカーFXインデックスには31のプログラムが含まれている。このプログラムは、米国・カナダ・英国・ドイツ・スイス・スウェーデン・フランス・アイルランド・シンガポール・オーストラリア等の国々に拠点を置く27社が管理している。これらの会社のプログラムでは、約450億ドルを運用している。
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