今後半年間のUBSのおすすめは債券よりも株

by Forex Magnates at 1 September, 2015 カテゴリ: 海外総合

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(写真:Bloomberg)

スイスのUBSは顧客に対し、今後数か月間はEU株と日本株の比重を置くよう勧めている。米連邦準備銀行が現在の金融政策サイクルにおいて初となる利上げを実施する可能性がある一方で、EUと日本の中央銀行は依然として緩和政策をとっているからである。

UBSが顧客に対して発行した通知では、将来的な中央銀行のコミュニケーションへの取り組みの重要性を強調している。連邦準備銀行、欧州中央銀行、そして日本銀行は、政策決定の際のコミュニケーションに関してはそれぞれ異なるアプローチ方法をとっている。

UBSウェルスマネジメント部門グローバル最高投資責任者マーク・ハーフェレ(Mark Haefele)の分析によると、問題は発言内容ではなく中央銀行のコミュニケーション方法だという。

ハーフェレ氏によると、連邦準備銀行のコミットメントは「データに依拠するもの」であるため、マーケットへの介入に積極的だという。イングランド銀行と同様のレトリックから、UBSチームは米国中央銀行が2016年に利率を1%にまで上げると予測する。

中国経済の安定性

中国経済のファンダメンタルズについてUBSは、「安定性促進」への対策として利用可能なツールを中国政府が引き続き使用すると予測している。低成長は続いているが、追加刺激策の可能性は排除されない。中国当局はバブル経済発生シナリオを避けるために慎重に経済をコントロールしているため、UBSはベースライン・シナリオを想定しているようだ。

欧州中央銀行の動向

欧州中央銀行 (ECB)はインフレ・ターゲットを限りなく2%に近い2%以下に設定しているが、マリオ・ドラギ総裁は2011年から引き続き「whatever it takes(何でも行う)」の言葉の通りの姿勢を崩さない。UBSの予想では、欧州中央銀行は2016年通年にわたって拡張的金融政策を継続し、またこのところ低下していたEUR/USDのテストも実施されるのではないかとしている。

同時に、UBSは顧客に対し欧州株も同じ理由で重視すべきと助言している。UBSの予想では、2015年の欧州企業の利益成長率は12~15%。中国経済減速懸念は欧州企業にも重大な影響を及ぼすとしている。

日本銀行の見通し

UBSは日本銀行高官の「需要が著しく低迷した場合には、円安政策及び/又は金融緩和政策が望ましい」という発言を取り上げた。

UBSは顧客に対し日本株を引き続き保有するよう勧め、日銀は2%のインフレターゲットを達成するためにさらなる対策を取る可能性があると強調した。人民元による影響で、金融政策にはさらなる変更が予想される。UBSの予想では、日本企業の利益は今年度通年で18%増加するとしている。

 





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