日経平均が二日続落、724円79銭安
(写真:Bloomberg)
1日の日経平均株価は二日連続で大幅安。前日比724円79銭安の1万8165円69銭となった。TOPIXも58.94ポイント安の1478.11と大きく下げた。前日の欧米株の下落や円高の影響で、機関投資家を中心とした売りにつながった。今日の下げ幅は今年3番目の大きさ。今回の世界同時株安の発端とされる中国よりも下げ幅が大きく、これまで日本企業の業績は堅調とされてきたが、ここに来て雲行きが怪しくなってきた。
日経平均は大きく下げたが為替はそれ程円高にはならなかった。米国の9月の利上げ観測に関する見通しが不透明であることも影響し、米ドル/円は120円前後を維持している。
先週は一時株価が持ち直した場面も見られたが、1日に中国国家統計局が発表した8月の中国製造業購買担当者景気指数(PMI)は49.7、3年ぶりの低い数値を記録し、改めて中国経済の悪化を浮き彫りにした。
この中国製造業購買担当者景気指数は50以上であれば景気拡大、以下であれば景気減速を意味する。その他、新規受注指数、新規輸出受注指数、雇用指数などの指標も悪化した。
株価が再び大幅下落したことを受け、1日夜に甘利経済再生担当相は「株安の連鎖を阻止しなければならない」とコメントした。しかし、今回の世界同時株安は実体経済の悪化によるものではないとし、リーマンショックのとは状況が異なるとした。また、経済の好循環を生むためには賃金の引き上げが必要だとの見解も示した。
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