Dukascopyが金ベースのアカウントを開始、 MT4は新機能のテスト
ファイナンス・マグネイトの先週のトップ記事のいくつかは、「チャイナ・ショック」を発端とする、世界中の多数マーケットにおけるボラティリティ上昇に関するものだった。その他のトップ記事には、国際的ブローカーデュカスコピー(Dukascopy)とトレードネクスト(TradeNext)に関する最新情報や、サポート業務生態系を変えうるMT4の主要な新機能に関する記事などがあった。
TradeNextのトラブル
月曜日、ロンドンに本社を置くブローカーTradeNextが複数顧客との取引関係終了後に内部監査を開始したと報じられた。
TradeNextの複数の顧客は、同社と自身との取引関係につき同社による再調査が実施された後、最近になって取引終了通知を受取っていた。また、ファイナンス・マグネイトの調べでは、TradeNextのオーナーが社内で潜在的投資家を探している可能性があることも明らかになった。
ホット・サマー(暑い夏)
火曜日、ブローカー会社マネックス(Monex)とトレードステーション(TradeStation)を有する日本のマネックスグループは、自社の7月収益結果を報告した。報告書上では、今夏第1月目に2ヶ月連続の増加を記録した。
今期は、顧客による投資活動の鈍化、そして機会数の減少などの全体的な特徴が見受けられた。しかしながら、今夏の状況をみれば明らかだが、規則に対する反対意見が続出している。少し前に中国が実施した政策措置後の混乱の中、ボラティリティが急騰したため。
同じ日に、中国の中央銀行は、米ドルを回復させるために銀行の預金準備率・基準貸出金利の切り下げを決定した。
セイフ・ヘイヴン(安全な避難場所)
水曜日、スイスのブローカーDukascopy Bankは、スイスにいる全ての顧客を対象に新しい基準通貨 を導入すると発表した。その基準通貨とは、金(XAU)だ。
究極の「セイフ・ヘイブン(安全な避難場所)アセット」と考えられる資産を保有したいと思っているトレーダーにとっては新しい選択肢だ。これにより、Dukascopy Bankは金現物保管に代わる手段を顧客に提供する。しかし、この商品にも代償がともなう。金を基準通貨として選択したトレーダーは、年間1%の利息を課される。
Playtechの財務業績
木曜日、 Playtechが2015年上半期業績を報告した。報告書によると、2015年上半期のマーケッツ・リミテッド(Markets Limited)での収益は4820万ドル、前年同期比60%増だった。
この上半期中、PlaytechはTradeFX (Markets Limitedに社名変更)の買収を完了しており、一方Plus500 とAvaTradeに関する取引は9月中には完了する予定だ。
同じ頃、Plus500も2015年上半期業績を報告した。報告書によると収益1億2700万ドルに対する純利益は4060万ドル。総合的に見ると、前年同期比で収益が20%増加したにも関わらず純利益は25%減少していた。
ビルトインのMt4ウェブ・トレーダー
金曜日、ファイナンス・マグネイトはメタ・クウォート(MetaQuotes)がMT4プラットフォームのベータ版最新ビルドのウェブ・トレーディング・サポートをテスト中であると報じた。同社のウェブ・トレーディング・プラットフォーム現行版は、その機能においていくらかの制限があるが、公式フォーラム上では、同社が機能拡大を約束している。
非ウィンドウズ・システム向けのビルトイン・ソリューションは多くのブローカーに喜ばれるだろう。しかし、ブラウザ上でMT4プラットフォームを走らせるウェブ基盤代替サービスの開発者の間では懸念が広がるかもしれない。
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