FRBは中国経済を注視、インフレ率は上昇と予測

by Forex Magnates at 31 August, 2015 カテゴリ: 分析

Stanley-Fischer

(2015年8月27日、米ワイオミング州での米カンザスシティー連銀主催の経済シンポジウムのオープニングレセプションとディナーに到着したFRBのフィッシャー副議長)

米FRBのスタンレー・フィッシャー副議長は29日、米ワイオミング州ジャクソンホールで行われた、カンザスシティー連銀主催の年次シンポジウムで講演した。フィッシャー副議長の発言は、最近の世界市場の混乱を受けて、米中央銀行がどのように考えているかについて、洞察を与えた。

フィッシャー副議長は9月17日に行われる会合で、FRBがどのような結論に達するのか明らかにすることはできないとした。しかし、同副議長の発言は全体的に、今年の利上げ計画に変更はないと示唆しているようだ。

同副議長は出席者に対し、中期的にインフレ率が目標の2%に戻ることに、かなり自信を持っていると述べた。同副議長は「これまで述べてきたように、インフレ期待の安定は明白で、インフレ率を押し下げている要因がさらになくなれば、インフレ率は上昇すると信じる正当な理由がある。ドル高の影響は徐々に広がるものもあるが、インフレ率に対する影響は既に薄れ始める可能性があるものもある。

昨年の原油価格急落も同様だ。しかしながら、今年の夏のさらなる下落は、消費者レベルまではまだ全て現れていない。労働市場の停滞は引き続き縮小しており、その方面からのインフレ率に対する下落圧力も、同様に縮小するだろう。」と述べた。

国際的な見通し

 FRBが政策上無視することのできない、中国の最近の改革を主な理由として、世界的にボラティリティーが上昇するなど慌ただしい期間が過ぎた後、会合が開催された。米国の中央銀行は現状を十分に認識し、注視しているとして、フィッシャー副議長は次のようにコメントした。「我々は金融政策を変更するべきか否か、またどのように変更するべきかという判断をするにあたって、米国経済全体の状況や、他国経済が米国経済に及ぼす影響を考慮する必要がある。

それゆえ、金利政策を決定するにあたり、世界や米国の経済動向を注視する。現在、我々は中国経済の動向を注視しており、他国経済に及ぼす実際の影響や潜在的な影響を、いつもにも増して注視している。」

イスラエル銀行の前総裁だったフィッシャー副議長は、最後にFRB の世界的な責任について認めた。「FRBが金融引き締めをすれば、他国経済に影響を及ぼすことは十分に認識している。法律でFRBの目標は、米国経済のための経済的目標の観点から定義されている。しかし私は、それらの目標を達成し、米国で安定し、強固なマクロ経済環境を維持することにより、我々が世界経済にとっても、最も役立つと信じている。」





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