TRAction Fintechとオーストラリアの来るべき報告ルール

by Forex Magnates at 28 August, 2015 カテゴリ: 金融 テクノロジー

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(写真:ブルームバーグ)

2008年と2009年の世界的な金融危機の後、OTCデリバティブ取引を取り巻く多くのルールが始動した。FXとCFD市場に関連するところでは、いくつかの地域での報告義務の開始を意味した。

その中で最も注目すべき報告ルールは、EUにおいて欧州市場インフラ規則(EMIR) を通じ、欧州証券市場監督局(ESMA)が開始したものである。新たなEMIRの報告法では、EUにおいて、一定の種類のデリバティブ取引をする全ての団体(金融機関以外も含む)は、米国証券保管振替機関(DTCC)のような証券預託機関に、その取引を報告する義務がある。

EUにおけるリテールブローカーの報告義務の開始に続き、FX信用取引とCFD取引に関する新たなルールを開始する国のうちの一つがオーストラリアである。オーストラリア証券投資委員会(ASIC)の監督下で、ブローカーは10月12日よりFXとCFD取引を報告する義務がある。他の地域と同様に、ブローカーが取引を報告する証券預託機関としてDTCCが、ASICにより指定されている。

世界中で報告ルールが開始されている中で、取引プラットホームからのレポートを証券預託機関のフォーマットにマッチングさせることが困難であることが指摘されている。その解決策として、EUでは企業が取引報告をEMIR要件に適合するよう変換するのを、手助けする商品もいくつか登場した。オーストラリアでFXとCFD取引のブローカーの報告義務が始まるのに合わせて、報告サービスを提供するTRAction Fintechという企業が新たに立ち上がった。

AxiTraderの前重役だったQuinn Perrot氏と、ブローカーのためのコンプライアンス法律相談企業も運営するSophie Gerber氏が率いるTRAction Fintechは、オーストラリアのブローカーがDTCCに取引を報告するための、自動化されたソリューションを提供する。ファイナンスマグネイトの取材に対し、Gerber氏は同社が「MetaTraderに接続するソフトウェアをカスタムメイドで作った。」と述べた。そしてこの商品は「OTCデリバティブ報告ルールで要求される取引やポジションを、抽出、変換、照合、提出する。」同氏はMT4以外のプラットホームを使用するブローカーに関しては、TRAction Fintechが彼らのためにデータの抽出と変換をカスタマイズする、と述べた。

報告に際してのあつれきに関して同氏は「もしブローカーが独自にやろうとすると、MT4や他のプラットホームからデータを抽出し、それをDTCCフォーマットに変換しなければならない。」と述べた。そして困難な点は、「MT4とDTCC要件とのミスマッチ」によるものだ、とした。

10月12日が近付く中で、同氏は新しい報告義務に該当するASIC監督下のリテールブローカーは、現在約35社あるとした。同氏はTRAction Fintechに関して、商品は取引高に合わせたものになるとし、価格はDTCCのものに近いものになると述べた。

 





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