金取引と中国の影響

by Forex Magnates at 20 August, 2015 カテゴリ: 海外総合

CHINA GOLD RESERVES

(写真:ブルームバーグ)

先週の人民元切り下げにより、投資家が安全な投資先としての金に向かったため、その後二日間にわたって金価格が急騰した。それ以来、直近4日間の取引は、ほとんどが$1,126.00から$1,110の間とかなり狭い範囲だった。

中国は金需要で世界第三位の市場だが、USドルで値付けされる金価格が相対的に高くなるため、人民元切り下げは長期的には、ネガティブな影響をもたらすかもしれない。先週金曜日、中国最大の金地金ETF(上場投資信託)であるHuaan Yifu Goldは、3期連続で資金流出を発表した。

USドルがほとんどの通貨、とりわけ金産出国の通貨に対して強含んでいることで、金には下落圧力がかかっている。これらの国々は安めのUSドル価格で金を売却しているにも関わらず、自国通貨が弱くなっているため妥当な金額を受け取ることができるためだ。米国金利上昇シナリオで、債券のクーポンが高くなるため、金の魅力が低下することも意味している。

今晩7時にFOMCの議事録が発表されるが、これにより米国の次の利上げのタイミングがより明らかになり、もし9月に行われる可能性が高まれば金価格は下落する可能性がある。議事録の発表が新しい材料となり、直近4日間の狭いレンジでの取引はボラティリティー上昇により変化する可能性がある。

テクニカル

 チャートを見ると、7月24日につけた直近の安値である$1,077.20から価格が回復し、8月13日に新たな高値である$1,126.72をつけたことが分かる。長期的な下落局面において大幅な調整があるように見える。金は依然弱気なため、これはおそらくファンダメンタルの変化というよりは、マーケットが売られ過ぎたためだろう。価格は34日移動平均線からはるか遠く離れているが、そこにまた戻る傾向があるため、最近の短期的な強気相場は反転すると考える。

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金オプション取引

 もしFOMCの議事録の内容が利上げのタイミングが遅いことを示唆し、来週にわたって金価格が上昇し続けると考えるなら、この値動きを利用するには一定の金額を、あらかじめ決められた日(満期日)までにあらかじめ決められた価格(権利行使価格)で金を買う権利である、コールオプションを買うことができる。

オンラインプラットホームを通じて取引された下のオプションの例では、金額10オンス、権利行使価格が$1,121.91、満期日が7日後のコールオプションを買うには、最大コストである$96.55かかることが分かる。もし金価格が$1,131.47を上回れば、かかったコスト以上の利益をあげることができる。

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もし金価格が来週にかけて再び下落局面に戻ると考えるなら、この値動きを利用するには満期日までに権利行使価格で金を売る権利である、プットオプションを買うことができる。

下のスクリーンショットを見ると金額10オンス、権利行使価格が$1,122.17、満期日が7日後のプットオプションを買うには、最大コストである$95.67かかることが分かる。もし満期日までに金価格が$1,112.60を下回れば、かかったコスト以上の利益をあげることができる。

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