東京サミットのベスト・FXブローカー賞受賞のトレイダーズ証券が日本で成功するには何が必要か説明する

by Forex Magnates at 17 August, 2015 カテゴリ: インタビュー

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(写真:ブルームバーグ)

トレイダーズ証券はもともと、日本のリテール市場を通して金融サービス業界でその役割を築いた。トレイダーズ証券の創成記は同社代表取締役社長、金丸勲氏の歩みに反映されている。金丸氏はファイナンスマグネイトの取材に対し、次のように語った。「長年にわたって、私のキャリアの中心をなすものは海外商品先物とリテールFXビジネスだった。個人投資家の先物取引の場への需要が増えつつあるのを見て、近い将来、もしオンライン取引が実現したら、この市場はもっと大きなスケールで拡大すると確信した。」

ゆえに「私は、オンラインのデリバティブ取引を専門とする最初の証券会社である、トレイダーズ証券を設立することにより、世界市場の先駆的な金融商品を国内投資家に提供する、と決意した。

当社がトレイダーズ証券として出発した当時、FX取引をはじめとするデリバティブは日本ではほとんど認知されていなかった。しかし、投資家保護のための法的な枠組みが整備され、消費者の資産管理が貯蓄から投資に移っていく中で、日本のデリバティブ市場は非常に短期間で目覚ましい発展を遂げた。」

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(ファイナンスマグネイト東京サミット2015の受賞者)

金融の成功者

リテールFXは日本で非常に人気がある。実際、国内の競争でブローカーや企業は独自の、成果を上げるビジネスアプローチを保つことを求められる。トレイダーズ証券は多様な商品を持ち、中でもトレーダー教育を重視している。

金丸氏は次のように語った。「当社の主要商品である『みんなのFX』は開始以来、『初心者もアクティブトレーダーも』というキャッチフレーズを掲げてきた。日本では多くの人が依然、投資が難しく複雑だと考えている。当社は顧客に、簡単でいて非常に洗練されたトレーディングプラットホームを開発し、提供してきた。そうすることにより、初心者でも戸惑うことなく取引ができるようになっている。」

また「当社は様々なキャンペーンをしたり、オンラインセミナーに著名人を招待したりして人々にFX市場への参加開始を呼び掛けることにも大きな力を注いでいる。その一方で、当社のサービスは、主要な通貨ペアの最も狭いスプレッドを求める業界の優秀な顧客にも評価されている。」

先日ファイナンスマグネイト東京サミットで、トレイダーズ証券を2015年のベスト・FXブローカー賞に投票した業界のプロやトレーダーはこの評価や心情を反映する。受賞に際し、金丸氏は次のようにコメントした。「顧客のニーズが最優先事項であるという当社の確固たる方針があるから、この賞を頂けたと考えている。」

 日本FX市場の挑戦

 トレイダーズ証券の成功実績にも関わらず、日本のリテールFX市場は既存及び新規参入両方のブローカーに多くの課題をつきつける。

とりわけ、「FXブローカーに対する顧客の期待は世界で最も高い水準だ。当社にとって顧客に狭いスプレッド、低い棄却率、低い遅延率など理想の取引環境を提供することは、最大の課題だ。」と金丸氏は述べた。

しかし今後、「当社はセミナー、魅力的なキャンペーン、入手可能な中で最も洗練されたトレーディングプラットホームなど、最高の取引体験を作り上げることで他のブローカーとの差別化を図るつもりだ。」と同氏は繰り返した。

これらの課題とは別に、海外のFXブローカーは最も手ごわい挑戦に直面している:日本市場への浸透である。また、日本ではB2BとB2C企業両方で成功のレベルは様々だ。

「B2Cビジネスにとってローカライゼーションは非常に重要だ。単にウェブサイトを日本語に翻訳するだけでなく、商品を日本向けの見た目やイメージに変えることだ。さらに、日本向けのマーケティング手法で投資家を獲得しなければならない。」

また「日本市場では、規制当局に対する厳格なコンプライアンスと義務が要求される。従って日本の金融ビジネスに対する幅広い知識が要求される。一方B2BビジネスはB2Cビジネスほどは厳格なコンプライアンスが要求されない。日本のブローカーは、単純により良い技術や流動性を求めているため、外国企業参入の障壁は低くなった。」

将来の成長を見据えて

将来を見据え、成長を持続させるため、トレイダーズ証券はすでに海外に目を向けている。金丸氏はこう述べた。「当社はすでに、初の海外進出としてインドネシアに進出し、現地取引所を通じて商品先物を提供している。」

また「将来、FXとCFD商品ラインアップを拡大する予定で、現在はこれらの商品を取引するシステムに力を注いでいる。当社は日本で成功したサービスを提供するだけでなく、現地企業や人材と協力し、関連するルートで現地の投資家のニーズに合う金融商品を提供することが、極めて重要だと考えている。」

日本市場は競争とスプレッドにおいて熾烈なことで知られ、海外ブローカーは本質的に不利な立場に置かれる。実際、「日本の投資家に狭いスプレッドのマーケティングが成功した後、日本の多くのブローカーは大部分の通貨ペアで狭いスプレッドを確約し始め、結果的にブローカー間の競争激化につながった。」逆に、欧米など他国ではアルゴリズムトレードなど、他の手段で利益を追求することを選んでいる。

顧客データ

 それぞれのブローカーの顧客はそれぞれ違い、トレイダーズ証券も例外ではない。日本の他のブローカー同様、セレクトされた通貨ペアの人気にも関わらず、同社の顧客には類似点が多く見られる。

金丸氏は次のように述べた。「当社の顧客が最も取引するアセットはUSDJPYだ。しかし、近年USDJPYの取引高は幾分減少し、代わりにAUDJPYやEURUSDといった通貨ペアがますます取引されるようになっている。これは昨年来、これらの通貨ペアのスプレッドを狭くしたことが顧客に好意的に受け止められていることが理由だと考えている。またギリシャの金融危機を背景に、ボラティリティーが上昇したことがEURの通貨ペアに貢献し、多くのトレーダーの取引高増加につながった。」





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