ギリシャ株式市場が再開後、銀行株に先導され急落

by Forex Magnates at 4 August, 2015 カテゴリ: 海外総合

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(手書きで「停止」と書いてあるギリシャのATM 写真:Bloomberg)

アテネ証券取引所は月曜日、1カ月以上ぶりに取引を再開した。国際社会に対する支払い延滞の影響により、金融不安を引き起こしたギリシャ政府は投資家に大きな損失をもたらした。

ギリシャ株式市場は取引開始から約23%急落し、後に下落を一部取り戻したが、結局16%安で取引を終えた。数週間にわたる取引所閉鎖や、欧州中央銀行からの追加的な緊急流動性支援(ELA)停止により、国内銀行株中心に下落した。

ギリシャの銀行への追加的な資金供給の停止により、ギリシャ政府が導入せざるを得なかった資本規制は同国経済を停止状態にした。ギリシャはユーロ圏にとどまる見込みだが、経済見通しが不確実なため、投資家は依然慎重になっている。

二つの主要銀行の下げ幅が最も大きかった。Piraeus Bank SA とNational Bank of Greece SAの二行は30%のストップ安をつけた。

アテネ証券取引所における空売りは依然制限されている。また、同取引所のウェブサイトに掲載された声明によると、投資信託の解約は禁止されている。

論争を引き起こしている財務大臣法令

論争を引き起こしている財務大臣法令により、全ての国内投資家は投資信託を除いて、市場に新たな資金を投資できないことで、大きな不利益を被っている。一方、外国人投資家は以前市場に投資していれば、自由に株式の売買ができる。

国内の取引者は海外から送金された新たな資金か、ギリシャのブローカー口座にある既存の預金しか使えない。

経済破綻

ギリシャ経済の破綻を反映して、7月の購買担当者景況指数(PMI)は史上最低の30ポイントとなった。この数字はIMFへの債務支払い延滞の影響で、ギリシャ経済が実質的に破綻した、という同国の債権者の恐れを現実にするものだった。

PMIの50ポイントは成長率ゼロの経済停滞を示す。新規需要、雇用、株式、生産高といった経済センチメント調査の全ての構成要素は、軒並み記録的な水準に落ち込んだ。データによれば、製造業の失業者数が最も多かった。

一日あたり60ユーロ(約$65相当)の預金引き出し制限が、需要衰退の主な原因である。

IMFはその200億ユーロ(約$220億相当)の支援分について、コミットするのに消極的であることに続き、先日の理事会において800億ユーロ(約$876億相当)の救済プログラムが疑問視された。IMFは、ギリシャに対するなんらかの債務救済案の承認を目指す欧州各国に対し、新たな圧力をかける立場をとる可能性が高い。

欧州中央銀行がギリシャの銀行システムに対し、緊急流動性支援(ELA)枠を増加させるまで、資本規制は敷かれ続け、ギリシャ市場の混乱は続くだろう。





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