ロシアのメディア監視機関がウェブサイトに「ビットコイン記事を編集しなければ閉鎖させる」と告げる
ロシアでビットコインに対するメディア検閲が再び始まったようだ。報道によるとロシアのメディア監視機関、Roskomnadzorは同国のウェブサイトに対し、三日以内にビットコインに関する記事を編集するか削除するかしなければ、サイトが閉鎖されると伝えている。
問題となる記事はZuckerberg Pozvonit(Zuckerbergはこう考える、の意味)で二年以上前に掲載された。同サイトはインターネット革新に関するトピックスを議論するものである。記事は「ビットコインとは何か、そして誰が必要としているのか」というタイトルで、ビットコインの仕組みを説明し、無記名でお金を移動させることができると簡単に述べている。
政府のウェブサイト検閲に反対するGlobal Voices Advocacyによると、アストラハンの裁判所は2月、記事の内容がお金や犯罪収益のロンダリングに関するプロパガンダを含むものであるとし、「市民の法意識に悪影響を与えるものである。」とした。
通信省がいくつかのビットコインのサイトへのアクセスを遮断してまもなく、この決定がなされた。これは後に裁判所で覆された。
Zuckerberg Pozvonitを運営するVyacheslav Tsyplukhin氏は、挑戦的だ。フェイスブックの投稿によると、彼のサイトは意図的に政治問題を避けており、業界に直接関係する法案の通過など政治情勢のみを議論するものであるとしている。それゆえ、彼は間違ったことは何一つしていない、としている。彼はこうも続けている。
「我々はこの問題をまだ総合的に議論していない。しかし私は何も削除する必要がない、という姿勢を貫く。彼らにウェブサイトを閉鎖させ、サイトの180万人の読者と業界に対して何が起こっているか説明させよう。」
Roskomnadzorは当初、記事の内容は情報提供に過ぎない、とするTsyplukhin氏に同意し、アストラハンの裁判所の決定を押し戻したが、裁判所は決定を維持した。
これらの出来事は、ロシアにおけるビットコインの合法性に対する当局の考えが、依然定まっていないことを示すものである。過去1年半にわたって、様々な当局者たちが異なる意見を述べてきた。プーチン大統領の直近のコメントによれば、ビットコインは違法ではないが、通貨としては無価値であると示唆しているようだ。
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