スクープ:Base2Tradeの新たな詐欺容疑が明らかになり、FX World のCEOがイギリスから逃亡

by Forex Magnates at 22 July, 2015 カテゴリ: バイナリー・オプション

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先週、ウオールストリートジャーナルはロンドン市警察が破産したブローカーのFX World Managed Account Ltd (FXWMA)に関連する詐欺容疑を捜査していることを報道した。昨晩ロンドン市警察のスポークスマンは会社名については言及しなかったが、ファイナンスマグネイトの調査によりエリートビジネスの背後にいるクリント・カニングという人物の行為の詳細が明らかになった。

イギリス当局への申告やソーシャルメディアにおける告発など、様々な情報筋によるとカニング氏は彼のバイナリーオプション仲介の顧客から莫大な資金を横領した模様だ。

2014年初めに設立されたBase2Tradeはロンドンを本拠地とし英領西インド諸島のアングィラ島で登録された。同社のウェブサイトでは、ハイペースな取引環境を示したうえで顧客に「クレイジーな6月」のオファーで「絶好の機会を今日生かそう」と勧誘している。

しかし口座を開設しようとするとイギリスの顧客は受け付けていない、というメッセージが表示される。イギリス以外からのサイト訪問者にも同じメッセージが表示される一方、一部の顧客は手続きを進めることができた。

Forex Peace Army やTradeComplaintといった取引業者のウェブサイトでは、多くのサイト訪問者がいくつかのケースでBase2Tradeが資金の払い戻しに応じていない、と警告している。こういった苦情は非常によくあり、鵜呑みにはしないことだが、正当であるが証明するのがやや難しいこともある。しっかりした裏付けに基づく二つの情報筋によれば、Base2Tradeは顧客の資金から数百万ドルを吸い取ったようである。

さらにここ2~3週間のあいだに、資金や給与に関して途方に暮れる従業員やサービスプロバイダーを残してヘッドが逃亡した。Base2Tradeの内情を知る二人の業界関係者はファイナンスマグネイトに対し、捜査のきっかけとなった紛失した顧客の資金とおそらく一緒に、オーナーがイギリスからドバイに逃亡したため、同社が全ての業務を停止していることを認めた。

Base2Tradeのソーシャルメディアアカウント(フェイスブックとツイッター)も2014年12月頃を最後に更新されていない。自動的にカウントされるツイッターの新しいフォロワー数を除いては、同社のソーシャルメディア活動は6月11日からフェイスブックに書き込まれ始めた未対応の顧客からのたくさんの苦情しかない。

顧客に対する事前の通知や説明なく、同社が業務を完全に停止したことはほぼ確実なようだ。ファイナンスマグネイトはサイトを運営するチームと電話やメール、スカイプでコンタクトをとろうとしたが担当者と連絡をとることはできなかった。

 

これから始まるFX Worldの法廷闘争

この話はすでに解散したFX Worldと密接に関係している。

要約すると、ロンドンを本拠地とする同社は主に個人富裕層を対象に、エリートにより運営されるサービスを提供するとしていた。同社のオフィスを訪問したことがある情報筋によると、ブルームバーグの端末がトレーダーのデスクに置いてある贅沢な空間だったようだ。「1~2百万ドルの資産を持つ顧客が毎日出入りしていた。」と関係者はファイナンスマグネイトに語った。

FX Worldの評判の高いエリートビジネスの雰囲気はシニアトレーダーの採用により強調された。ラボバンクのシニアFXディーラーだったゲイリー・アンドリュース氏や、2012年に短期間所属していたBGC PartnersでFXと債券のブローカーなどマーケットの様々なポジションにいたロス・ローソン氏などがいる。

少なくも一人によれば、同社は顧客の投資に対し、古典的な詐欺の手法である固定リターンをオファーしていた。そのような手法で顧客を勧誘したことは、3月に世間の注目を集めたCWM Groupの従業員に対する警察の強制捜査と逮捕につながった。

ファイナンスマグネイトはFX Worldの幹部に、捜査とクリント・カニング氏の居場所について尋ねた。しかし彼らは同社に対して自分達が訴訟中のためコメントすることができなかった。少なくとも11人のFXトレーダーが給与未払いの模様だ。

 

つながり

つい最近までカニング氏はLinkedInのプロフィールページとFX Worldの「Meet Our Team」のページに同社CEOとして同時に掲載されていた。いくつかの情報筋によれば、同氏のLinkedInのプロフィールや取締役としての経歴、ソーシャルメディアアカウントを見るとバイナリーオプションの会社に関係していることが示唆されるようだ。

2011年4月、カニング氏はPanacea Clean Ltdの取締役に任命された。同社は破産しているが、彼のLinkedInのプロフィールでは彼はいまだに代表取締役社長として掲載されている。同時期に、二番目に掲載されている取締役はエリーズ・ウォレス氏で、彼女のLinkedInのプロフィールによればPanacea Inventory の代表取締役社長である。二人はまた別の清算会社であるInvest Connectにおいて同時期に取締役であった。その後ウォレス氏はおそらくはPanacea における新たなポジションを選び2011年4月に退職した。

カニング氏もウォレス氏もLinkedInのプロフィールにBase2Tradeとの関連を記載していないし、取締役として掲載されているわけでもない。しかしながら、ファイナンスマグネイトはカニング氏の同社でのメールアカウントを示す個人的なメールを入手した。

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ウォレス氏のフェイスブックのプロフィールもかなり真実を明らかにするものであり、同氏のあまり更新されていないページを見ると、同氏がBase2Tradeの取締役であり、同時にFX Worldのオーナーでもあることが分かる。

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彼女はまたクリント・カニング氏に酷似している男性と写真に写っており、「クリント・エリーズ」と名乗っている。

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彼女が投稿した画像を見ると、カニング氏と結婚したばかりのようで、情報筋が述べた彼の失踪につながるパズルのピースのようだ。

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ファイナンスマグネイトはウォレス氏にコンタクトし、カニング氏の居場所について尋ねた。彼女から新たな反応があればまた情報を更新していく。

我々はまたロンドン市警察とBase2Tradeの件とカニング氏が彼の妻とともにドバイにいるという明らかな証拠について話した。ある警察官はロンドン市警察が外国為替の会社を詐欺容疑で捜査しており、まだ誰も逮捕されていないことを認めたが、それ以上のコメントは得られなかった。

我々は調査の過程で、カニング氏が取引した可能性があるさらなる仲介について初期的な証拠をいくつか見つけた。ファイナンスマグネイトは新たな情報が得られれば、随時お知らせしていく。





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