中国、銀行間の債券取引市場への参入規制緩和

by Forex Magnates at 16 July, 2015 カテゴリ: 中国ウォッチ

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中国人民銀行(中央銀行)は14日、海外の中央銀行や政府系投資ファンドなどの金融機関に関して、中国の銀行間債券取引市場への参入規制を緩和すると発表し、即日実施した。これまで海外の機関が中国の債券市場に投資するためには、中国人民銀行に申請して投資枠の割当を受ける必要があったが、今後は中国人民銀行に事前登録するだけでできるようになる。

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中国のオンショアの債券市場は少なくとも25兆元の市場規模があり、銀行間債券市場は債券取引の90%を占めている。しかしそのうち海外の金融機関による取引は2%台である。今回の規制緩和により、海外の金融機関による取引が5%にまで上昇した場合、中国債券市場に約7,000億元の資金流入が期待できるという試算もあり、中国の地方政府による債務の借り換えにポジティブに働くとみられる。

また、今年はIMFで5年ごとに行われるSDR(特別引出権)の構成通貨見直しの年である。今回の規制緩和の動きは、構成通貨への人民元の採用、ひいては各国の外貨準備への人民元の採用を目指す中国の強い意志をあらわしているとみられる。

今後の人民元の方向性だが、15日に中国の4-6月のGDPが7%と発表されたものの引き続き景気後退懸念が払拭されない中で、金融緩和継続が人民元安を誘発するとの懸念もある。だが、今年秋に人民元のSDR採用の成否を控えている中では元安誘導は難しく、人民元は底堅く推移すると一部エコノミストは指摘している。

 

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