ギリシャは「マネーの虎」での提案を迫られる ユーロ離脱の最後通牒まであと5日

by Forex Magnates at 8 July, 2015 カテゴリ: その他 | 海外総合

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ギリシャのチプラス首相(左)、パヴロプロス大統領(中央)および新任のチャカロトス財務相

ギリシャの救済策の詳細を議論するための首脳会談がブリュッセルで開催された。日曜日の国民投票で、救済策を受けるための条件の一部のより厳しい措置に関しギリシャの投票者がNoを突きつけてから、注目はギリシャのチプラス首相の提出する新予算計画に集まっている。しかし、具体的な提案の代わりに、新任のチャカロトス財務相が口頭でギリシャの歳出削減と債務支払に関する意向を表明し、チプラス首相は提案は本日提出されると確約した。

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首脳会談によりギリシャは、ユーロ離脱まで5日の猶予を与えられ、日曜日に予定されている次の首脳会談に予算計画を提出することとなった。

マネーの虎

EUの指導者たちは、会見で楽観的な見方を示したが、進捗には不安も示した。欧州委員会のユンケル委員長は、「私の目標はギリシャのユーロ離脱回避だ。私はユーロ離脱には反対だ。」と述べたが、また、「欧州委員会がギリシャ政府からテロリストとみなされるのは受け入れがたい」とも述べた。ユンケル委員長はまた、欧州委員会はギリシャのユーロ離脱のシナリオも持っていると述べた。ドイツのメルケル首相もまた、提案は「真剣で信頼できる」ものである必要があると述べた。

欧州委員会がギリシャ政府からテロリストとみなされるのは受け入れがたい - ユンケル委員長

個人的には、指導者たちはチプラス首相との交渉に際してさほど政治的ではなかったと報道されてきた。欧州当局の当事者からBloombergが受領した詳細によると、首脳会談前の未公開の会議では、EUの指導者たちはチプラス首相がギリシャとEUとの間に緊張を招いたとして非難した。リトアニアのダリア・グリバウスカイテ大統領は「他人の金でパーティーをするギリシャの時代は終わりに来た。ギリシャ以外の欧州にはギリシャの責任をとる準備はない。」と述べたという。

チプラス首相からの正式な提案がなされておらず、チプラス首相は公的・私的に「マネーの虎」でたたかれたようだ。具体的な事業計画を示せないスタートアップ企業のように、チプラス首相のリーダーシップは、彼の主張の欠陥により批判された。

資金調達を受けるあらゆるスタートアップ企業のように、プレゼンにあたっての重要なルールは、市場規模、競合状況およびリスクに関して数値で説明できることだ。これらの点を説明しないと、最も良いアイデアや製品プレゼンも投資家から批判を受ける。

同様に、チプラス首相もこの点に関してミスを犯したようだ。競合に関しては、EUは、美辞麗句でユーロ圏はギリシャなしでもやっていける用意があると明らかにした。ギリシャのユーロ離脱によるコストと損失があるにもかかわらずだ。このように、ギリシャは欧州委員会が現在ギリシャなしでやっていくプランを作っていることを軽く見ていたようだ。

また、国民投票の強行により、チプラス首相は、欧州からの最低限の財政要求と、自国民からの、厳しい措置はできるだけ少なくしてほしいという要求の双方を満たす提案を提出する必要に迫られている。いずれにしても、正式な提案なしには、チプラス首相は自分の「アイデア」の素晴らしさに対する批判には弱い。投資家にアプローチするスタートアップ企業のように市場規模と現実的な売上目標の具体的な分析があって初めて、資金調達が実現するのだ。

概して、火曜日に行われた支援策に関する最初の会議で失敗し、チプラス首相は、次の場面での成功がおぼつかないところに自らを追い込んだのかもしれない。

 

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