中国の金利引き下げは株価の維持に成功せず

by Forex Magnates at 29 June, 2015 カテゴリ: 中国ウォッチ | 小売外国為替 | 海外

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投資家とメディアの多くがギリシャに注目する中、中国での出来事が二の次の状態になっている。上海総合指数は取引開始後に7.6%下落した。

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大引けはわずか2週間前に記録した高値から22%下落し、どこから見ても弱気相場に入った。金曜夕方の喧々諤々の議論の後、人民銀行は流動性に関する懸念を取り去るため週末にかけ金利と預金準備率を引き下げた。

信用取引により今年に入り株価は高値更新しており、中国当局はこの市場がどこまで続くか懸念している。最も恩恵を受けているのはテクノロジー株で、バリュエーションは成層圏に届く勢いだ。

中国株の下落に関する最近のニュースによると、中国証券監督委員会は異常なマーケットの状態のためIPOの停止を検討中とのことだ。

マーケットは反応しなかったが、金曜日の大幅下げの後の人民銀行の金利引き下げはそれ自体、通常ないことだ。1年の貸出金利と預金金利はそれぞれ4.85%と2%に引き下げられ、預金準備率は21%に引き下げられた。

コストの安いお金が株式市場に流れ込み、信用買い残が高止まりしている現状では、中国株に対する見通しは悪化しつつある。

信用買いの「おかげ」

中国当局は投資家に信用買いの道を開いて以降、中央銀行は3回にわたって金利を引き下げた。1月から5月にかけ、中国に約三千三百万の証券口座が開設された。人口比では少なく見えるが、新規口座の過半は何の投資経験もない人々だ。

マッコーリー・リサーチの報告書によると今年初めから信用買い残は120%以上急増し6月半ばには3,700億ドルに達した。

この数値を用いて比較してみると、これは取引可能な全株の8.5%である。米国株ではこの比率は3%以下である。

ギリシャ危機の最終結末が定まらない状況ではDr Doomことヌリエル・ルービニの言葉でいう「暴風雨」に突入する可能性もある。

2007年の金融危機を引き起こした悪名高いエコノミストであるルービニ氏は最近Project Syndicateにて意見を述べている。彼は、低金利が最終的に経済の流動性を作り出したが、同じく「厳しい流動性の欠如」も作り出していた可能性があるという。

時限爆弾に例えれば、ルービニ氏は、ボラティリティにより瞬間暴落が起き、債券利回りと株価が影響を受ける、いや、暴落を強める。

ルービニ氏は、中央銀行が短期のボラティリティを下げるために流動性を供給すればするほど、金融市場のバブルの種を育てているという。

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