サウジアラビア 株式市場 解放

by Forex Magnates at 18 June, 2015 カテゴリ: 小売外国為替 | 海外

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サウジ証券取引所、ダタウルは15日、株式市場を解放し、外国の金融機関による直接取引を解禁した。

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同日にサウジ株式市場のアデル・ガムディ最高経営責任者(CEO)はロイター通信に対し「向こう2~3カ月間は、外国人投資家の参加が急増するだろう」と見通しを語った。

中東の湾岸産油国のなかで時価総額が最大のサウジ市場で、外国人の株式売買がこれまでより容易になる。サウジは経済の原油依存度を下げていく方針で、株式市場を活性化することで企業の資金調達を多様化し、将来の民営化拡大の準備を進める狙いもあるとみられる。

サウジ市場で直接取引ができる外国の金融機関は、資産残高が50億ドル以上といった条件を満たす銀行、証券会社、保険会社など。こうした「適格金融機関」を通じ外国人投資家がサウジ市場で売買する仕組みだ。市場を管理するサウジ資本市場庁は審査を通った金融機関の名称はまだ公表されていない。

サウジ株式市場の時価総額は約2.1兆リヤル(約70兆円)。ロシア市場に匹敵するが、東証1部の約1割にとどまる。それでも中東湾岸では最大の市場だ。サウジは湾岸産油6カ国でつくる湾岸協力会議(GCC)の一員だが、時価総額はほかの5カ国の合計額を上回る。GCC加盟国のうちアラブ首長国連邦(UAE)はアブダビやドバイの証券取引所ですでに外国人投資家の直接売買を認めており、サウジは遅れて市場開放に踏み出したことになる。

サウジ市場の上場銘柄数は170にのぼり、15日の売買代金は65億リヤルを超えた。石油化学製品大手のサウジアラビア基礎産業公社(SABIC)や、アルワリード・ビン・タラール王子が率いる投資会社キングダム・ホールディングなど世界で知られる有力企業が上場している。世界最大の石油会社サウジアラムコは株式を公開していない。

米株価指数算出会社のMSCIは今後、同社の新興国株指数にサウジ株を組み込む可能性があることを示唆した。仮にサウジ株が採用されれば、同社の新興国指数に連動する世界の多くの金融商品を通じて新たなマネーがサウジ市場に流れ込みそうだ。

サウジ市場の株価指標であるタダウル全株指数は、年初から15%前後上がった。

サウジが外国人による直接の株式売買を解禁した背景には、経済の多角化を加速する狙いもありそうだ。これまで国内投資家に依存していた株式市場に海外マネーを招き入れることで、上場企業の成長に必要な資金調達のルートを太くできる。

サウジ経済の柱である石油産業は装置産業で雇用創出への貢献が比較的小さい。金融や製造、通信など様々な分野で企業を育成し、膨らむ若年層に就職の機会を提供し、有力な国営企業の民営化も加速する可能性がある。

 

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