香港ヘッジファンド業界の成長、運用資産が新記録を樹立

(Photo:Bloomberg)
香港証券先物委員会(SFC)が発表したSFCライセンスを保有するヘッジファンドマネージャーとアドバイザーの調査報告書によると、2014年に香港のヘッジファンド運用資産が新記録を樹立した。
この調査報告書では2014年9月30日時点の香港ヘッジファンド運用資産(assets under management:AUM)が1,209億米ドルに達し、前回調査の2012年9月の数値から39%増加した事が明らかになった。
香港ヘッジファンドマネージャーは主にアジア太平洋に特化したエクイティのロング/ショートとマルチストラテジーを採用していた。さらに、投資家の大半は海外の機関投資家が占めていた。
この調査報告書によると香港のヘッジファンド業界は成長し続けているとの事である。SFCのライセンスを受ける香港のヘッジファンドマネージャーによって運用されているヘッジファンド数は2012年の676から778に増加した。また、ヘッジファンドマネージャー数は2012年9月の348から401に増加した。
2014年の合計ヘッジファンド運用資産は前回の最高値である2008年を上回り、SFCの第1回目調査が行われた2004年の91億米ドルから13倍以上に増大した。
機関投資家は全体の運用資産の66.9%を占めた。この投資家タイプにはファンズ・オブ・ファンズ、寄贈ファンド、基金、ソブリン・ウエルス・ファンド、政府関連機関が含まれる。
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この記事は英語版のオリジナル記事をWESTERN Inc.が日本向けに編集したものです。
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