元ラボバンクトレーダー、LIBOR不正操作について有罪認める

 オランダの銀行ラボバンクのロンドンデスク元シニアデリバティブトレーダーLee Stewart氏が、米ドルと日本円のロンドン銀行間取引金利 (LIBOR)の不正操作に関与したとされる訴因について米連邦裁判所で罪を認めた。

 LIBORは大手銀行による不正操作が発覚してから世界の規制当局による厳格な調査の対象となっている。これまで世界の金融機関に多額の制裁金が課せられている。

 Stewart氏は通信詐欺と銀行詐欺を実行する為の陰謀に関与したという一つの訴因について罪を認めた。

 LIBORの計算メカニズムは主要グローバル銀行から提示されるレートに基づいている。各金融機関は他銀行から資金調達が可能であると自ら評価したレートを提示している。

 LIBOR不正操作関連のスキャンダルが起こる前、LIBORは短期金利の指標として世界中で使用されてきた。日々のレートは、多くの取引や貸付金、クレジットカード、学生ローン、その他の消費者金融商品の適正利率の計算に使用されている。

 Steward氏は有罪答弁にて、ラボバンクロンドンデスクでシニアデリバティブトレーダーとして勤めていた間、米ドルLIBORレートの評価に関連したデリバティブ取引に関与していた事を認めた。

 さらに、同氏は2006年から2011年の間、同行の他のトレーダーと共にLIBORベンチマーク金利の不正操作を共謀したと述べた。

 LIBOR指標の設定に関わっている銀行は全部で16行。徹底的な調査の後、大半の銀行が罰金を課せられた。ラボバンクもその一つで2013年に米国と欧州の当局から10億ドル近くの罰金を命じられた。

 審問は2017年6月9日に予定されている。

Rabobank Headquarters (Photo: Bloomberg)

Rabobank本社(写真:Bloomberg)

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この記事は英語版のオリジナル記事をWESTERN Inc.が日本向けに編集したものです。

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