豪規制当局会長、オーストラリアFX規制強化を認める、新規業者参入が困難に

ASIC Chairman Greg Medcraft (Photo: Bloomberg)

ASIC会長 Greg Medcraft氏(写真:Bloomberg)

 オーストラリア証券投資委員会(ASIC)会長は、同国でのライセンス獲得を目指すブローカー、とりわけアジア太平洋市場でのオペレーションの拠点としてオーストラリアを活用しようとするブローカーに対する規制強化を認めた。

 先週金曜日の議会で、ASIC会長のGreg Medcraft氏は、『オーストラリアは過度なレバレッジ提供を求めるオンラインFXブローカーに利用されてきました』と述べた。

 同氏曰く、ASIC、連邦準備銀行、財務省、オーストラリア健全性規制庁(Australian Prudential Regulation Authority:APRA)から成るオーストラリアトップの金融規制グループが、その問題点や対応方法について既に議論を進めているとの事だ。

「私達は本件について、よりグローバルな視点で議論しています。オーストラリアは500倍のレバレッジを許可する管轄地域として扱われています。オーストラリアのライセンス申請をする業者、特にオーストラリアと関わりがなくオーストラリア国外でオペレーションを行っている業者に対して、入念な検査を行っています。これが最近の金融規制機関協議会(Council of Financial Regulators)で議論されている問題です」と同氏は語る。

 さらに、議会でリテールFXトレーダーがリスクを十分理解しているかという質問を受け、ASICコミッショナーのCathie Armour氏は、オーストラリアがブローカーが提供できる最大レバレッジを厳しく制限する事で、日本や米国と同じ方向性に進むべきかは『未解決の問題』であると述べた。

 オーストラリアは長い間アジア太平洋市場を狙うブローカーのハブとなってきた。オーストラリアは、規制された市場である事、日本のようなアジア主要国に近接している事、中国語を話す大きな移民コミュニティーがある事から、ライセンス獲得とオペレーションにあたり、便利な管轄地域として評価されている。

 しかし最近、新規ブローカーを寄せ付けないような規制環境になってきている。先日香港で開催されたiFX EXPOで行われた最高の顧客獲得戦略についてのディスカッションパネルで、規制当局がブローカーに対し本当にオーストラリア人かどうかを確認している事が明かされた。Holley Nethercote Commercial & Financial Services Lawyers社のパートナーであるPaul Derham氏は、ASICがブローカーに対し、ライセンス維持の為、顧客の過半数がオーストラリア人である事を証明するよう要求していると述べた。

同パネルの全貌は下記から視聴可能:

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この記事は英語版のオリジナル記事をWESTERN Inc.が日本向けに編集したものです。

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