先週のハイライト:アルパリUK社最新動向、ファストマッチ社取引高増加への取り組み

アルパリUK社顧客、最大5万ポンドまで補償機構から補償される

rp_BestStoriesoftheweek1-300x300.png 英金融サービス補償機構(Financial Services Compensation Scheme:FSCS)は、アルパリUK社破綻により多数の請求を受ける予定である事を発表した。アルパリUK社顧客は最大5万ポンドまで補償されるが、それ以上預けている顧客は上回った部分の損失を被る事になる。

 アルパリUK社の特別管理プロセスは現在も進行中で、最新の動きとしてはKPMG社が設置した返済請求ポータルサイトへ顧客がアクセス出来るようになった。

 FSCSは、特別共同管財人/KPMG社から確認された請求内容に関する情報を得る予定である。アルパリUK社の顧客は請求内容をFSCSに直接提出する選択肢もあるが、特別共同管財人の請求ポータルサイトにその意向を事前に申し出た場合のみとの事である。

 発表内容によると、FSCSは特別共同管財人の請求ポータルによって合意された口座残高に基づいて支払いを行うとの事である。顧客がFSCSの補償金額を承認した場合、その顧客の特別共同管財人に対する全請求がFSCSに移管される。

詳細はこちら

ゲイン・キャピタル社のスイスフラン・ショックによるマイナス残高わずか250万ドル

GAIN 先週、ゲイン・キャピタル社の第4四半期決算報告書の分析を行った。同社の第4四半期収益は前年同四半期比37%増加の1兆1,470万ドルで四半期最高記録を出した。純利益は1,760万ドルで前年の309%増加であった。

 この収益増加は、同社のリテールFX・CFD部門、コミッションベースの法人部門、先物部門の成長、ならびにGFT社の買収完了が起因していた。買収によってコスト削減が実現され収益に相乗効果をもたらした。

 一方、ゲイン・キャピタル社のEBITDAマージンは伸び悩んだ。2014年のEBITDAマージンは20.2%で、2013年の22.7%から減少、さらにGFT社買収前の2013年1-9月の26%よりも下回っていた。

 同社の法人部門はリテール部門より好調で、GFT社のセースルトレーダー部門の収益が2013年の1,040万ドルから2014年は5,400万ドルに増加した事を発表した。この成長は、同社が法人市場で着実にシェアを伸ばしている事を意味している。GFTセールストレーダー部門からの2014年収益は5,000万ドルを超えているが、GFT社のリテール取引部門は伸び悩んだ。

詳細はこちら

FX取引に潜む危険

 FX取引の危険性についてマスメディアでは議論が繰り広げられている。フォレックス・マグネイトは専門家達にスイスフラン・ショックの前後に関する見解を伺った。

 インタラクティブ・ブローカーズ社CEOのThomas Peterffy氏は「トレーダーは、ブローカーに預けた資金以上の金額の損失が発生し、それを受け止めなければならない事態が起こる事を認識するべきです」と説明した。

 また、NetDania社のアナリストヘッドのKlaus Ikast氏は「初心者トレーダーが専門的知識と強固なスキルを身に付けるまで、レバレッジは1倍から3倍に留めておくべきです。常識的に、200倍や500倍は本格的な取引ストラテジーにふさわしくありません。リテールビジネスは全マーケットの取引高の僅か約6%しか占めていません。一部では、簡単にお金を稼げるというイメージを顧客に与え、カジノのように取引ビジネスを行っているリテールブローカーも存在します」と話した。

 FX取引はリテール投資家に益々アクセスしやすくなっているが、これはFX取引が簡単になっているというわけではない。これについてIkast氏は「FX取引で成功するには高いレベルの知識とスキルを要する」と語った。しかし残念ながら『簡単に稼げる』と謳うマーケティングのターゲットとなっている初心者投資家にはこれらの助言は届いていない。

詳細はこちら

FXCM社を株主に持つファストマッチ社、LPの料金体系変更

fastmatch logo ファストマッチ社は2015年4月1日から料金体系を変更し、クオートを使用するのではなく注文を通じて同プラットフォームでリクイディティを提供する顧客にフリーブローカレッジサービスを提供する予定である事を発表した。

 現在明らかにファストマッチ社は、リクイディティプロバイダーとしてより参加しやすい仕組みにする事で、非銀行系マーケットメイカーの取引高増加に取り組んでいる。

 ファストマッチ社CEOのDmitri Galinov氏は顧客宛てのメールの中で下記のコメントをした。
「顧客のコストを低くするという深いコミットメントを示し、FX市場の市場構造を向上させる為、ファストマッチは少なくても年内はこの新しいフリープライシングを継続する予定です。
ファストマッチは他社のインターバンクECNプラットフォームよりも注文をより安くかつ迅速に実行します」

詳細はこちら

【関連記事】

この記事は英語版のオリジナル記事をWESTERN Inc.が日本向けに編集したものです。

■最新版フォレックス・マグネイト四半期調査報告書販売中!
■フォレックス・マグネイト日本版の最新記事をfacebookでチェック





コメントはまだありません.