取引に一貫性を持たせる:見落とされていたトレーディング・マインドを鍛える

by Forex Magnates at 9 March, 2015 カテゴリ: その他 | 海外その他 | 海外総合
Chris Capre

Chris Capre氏

ゲスト寄稿:Chris Capre氏
(Chris Capre氏は、FX取引の教育リソースを提供する2ndSkiesForex.com社のCEO兼ヘッドトレーダーである。仏教徒、トレーダー、そして博愛主義者である彼は、20年に渡る神経科学の研究、45,000時間のチャート研究、5,000回以上のライブ取引、6,000時間以上に及ぶ瞑想に基づき、取引に対する独自の見解を示している。)

 ウォールストリートで2年間ブローカーとして務め、その後1年間のヘッジファンド、15年間のトレーダー生活、そしてこの8年間はトレーダーの教育を通して、私は悩めるトレーダーには一貫した一つのパターンがある事に気付いた。全般的に、彼らはチャート、読書、動画での勉強に時間の9割を費やしており、取引のマインドセットに残りの1割を充てている。

思考・分析脳

 時間がどのように使われているかは関係なく、彼らはマインドのたった一か所、脳の『思考/分析』を司る部分しかトレーニングしていない。

thinker 私達が分析を行う際、価格変動の背景を見て、鍵となる衝動的・調整的動向、トレンドの種類、レベルを見定める。この活動は全般的に『思考』脳を使用している。

 これは、自覚のある意識、つまり顕在意識である。これら全ての思考は新皮質(ラテン語で『新しい脳(new brain)』)内で行われる。

 厳密に言うと、この新皮質は私達の脳の中で最も進化した部分である。何を取引するかや、リスクを計算したり、価格変動の分析を行うといった行為は全て顕在意識に基づいている。この種類の思考の大半は前頭前皮質で行われている。

 この最も進化して分析的な脳の部分を使う事がトレーディングにおいて最高の武器になると考える人もいるかもしれなく、この話の中には大きなねじれと皮肉が存在すると思うかもしれない。

わずか5%

 人は一日平均6万回思考していると言われている。これは1秒当たり41回の思考という事になる。しかし、これらの6万回の思考の内、5%に当たる3,000回が実際に自覚/顕在しているものである。

 日常生活に当てはめて考えてみると、歯磨き、トイレ、コンピューターに電源を入れる事についてそれらの方法をわざわざ意識して考える必要があるだろうか?私達はほとんどこれらを意識せずに行っており、これらの行動のニューラルネットワーク(神経回路網)は無意識で自動的である。つまり『スキル』である。

 さらに、私達の脳で最も進化しているこの部分は1度に1つの意識的思考しかできない。ものすごい速さで思考できるが、たった一つなのである。

トレーディングにどのように関係するのか

 これまでの話を私達のトレーディングに結びつけると、殆どの時間を価格変動の分析や、取引関連書籍を読んだり、動画を見る事に費やしても、意識の一部(顕在意識)しか訓練していないのである。

meditation-278793_640 このやり方の問題は、トレーディングのマインドセットをアンバランスにするという事である。適切に鍛えられていなく、無意識や自己イメージにまで到達していない潜在意識は、a)同じ取引ミスの繰り返し、b)一貫性のない執行(パフォーマンスに悪影響を及ぼす)に対する脆弱性をもたらす。

 これらのメンタルエラーは適切に潜在意識を鍛えていない事が原因だけではなく、無意識や自己イメージによって引き起こされているとも言える。

 これまで一度も、あるいはめったに訓練していないトレーディングマインドの部分がある。

執行の一貫性はどこからくるのか?

 執行の一貫性が生まれてくる唯一の場所は、マインドである。執行に一貫性を持たせる為にはマインドにバランスと一貫性を持つ必要がある。

 顕在意識だけを鍛える事で不安定なトレーディングマインドセットになってしまい、取引目標に達する事ができないだろう。

 最後に下記2つの質問で本記事を締めくくりたいと思う。

1) トレーディング・マインドセットにどのくらいの時間を費やしているのか?

2) これからマインドセットに取り組む中で、どのくらい潜在意識と無意識に打ち込める事ができるのか?

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この記事は英語版のオリジナル記事をWESTERN Inc.が日本向けに編集したものです。

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