決算報告分析:ゲイン・キャピタル社のスイスフラン・ショックによるマイナス残高わずか250万ドル

by Forex Magnates at 4 March, 2015 カテゴリ: 世界FX取引業者動向 | 海外業者 | 海外総合

GAIN_Capital 先週報じた通り、ゲイン・キャピタル社は2014年第4四半期と年間実績を発表した。第4四半期収益は前年同四半期比37%増加の1兆1,470万ドルで四半期最高記録を出した。純利益は1,760万ドルで前年の309%増加であった。この収益増加は、同社のリテールFX・CFD部門、コミッションベースの法人部門、先物部門の成長、ならびにGFT社の買収完了が起因していた。今回、同社の実績詳細を取り上げ、カンファレンスコールの分析する。

GFT社買収の相乗効果

 2013年のGFT社買収が昨年末に全て完了し、ゲイン・キャピタル社の2014年財務状況に反映された。買収によってコスト削減が実現され収益にプラスの効果をもたらした。その結果、この複合企業の固定営業経費は合併前の2012年の1億8,170万ドルから1億2,860万ドルに減少した。

一方でEBITDAマージンは減少

 相乗効果が期待を上回る一方、ゲイン・キャピタル社のEBITDAマージンは伸び悩んだ。2014年のEBITDAマージンは20.2%で、2013年の22.7%から減少、さらにGFT社買収前の2013年1-9月の26%よりも下回っていた。しかし、2014年第4四半期は31.3%、同等のボラティリティがあった2013年第2四半期は36.8%であった。

GFT社セールストレーダー部門

 ゲイン・キャピタル社はリテール収益の内訳を開示していないが、GFT社のセースルトレーダー部門の収益が2013年の1,040万ドルから2014年は5,400万ドルに増加した事を発表した。この商品はGFT社の法人取引サービスで、ゲイン・キャピタル社の手数料ベースの法人部門に含まれている。この成長は、同社が法人市場で着実にシェアを伸ばしている事を意味している。
gcap revenue breakdown

リテール部門小幅成長

 セールストレーダー部門からの2014年収益は4,000万ドルを超えているが、GFT社のリテール取引部門は伸び悩んだ。2013年1-9月、GFT社の収益は7,780万ドルを記録しており、内約6,800ドルがリテール取引からであった。ゲイン・キャピタル社が発表した2014年のリテール収益は2億3,670万ドルで、2013年の2億510万ドルから増加した。GFT社の2013年リテール収益はこの増加分である3,160万ドルを大きく上回っているにも関わらず、収益の伸びは小幅であった。

City Index社買収

 リテール部門の伸び悩みは、昨年10月のCity Index社買収についても考慮すべきである。GFT社買収と同様に、ゲイン・キャピタル社は経費からの4,500-5,500万ドルの相乗効果を見込んでいる。この買収は当局ならびに株主の承認待ちであり、今年第2四半期には完了する事が予測されている。収益の主体がリテールであるCity Index社の買収を成功させる鍵は、ゲイン・キャピタル社が既存の顧客やマーケティングパートナーを維持できるか否かにかかっている。GFT社買収の結果、GFT社が独立した大手ブランドとして生かされなければ、パートナーや顧客の維持がより困難になってしまう可能性がある。

その他

 ゲイン・キャピタル社CEOのGlenn Stevens社は1月のスイスフラン・ショックで受けたわずかな打撃について言及した。既に報じているように、同社はこのブラック・サーズデーと言われる1月15日は利益を上げ、マイナス残高の顧客の負債を免除した。カンファレンス・コールの中で、同社はスイスフラン・ショックにより新規顧客数が増加したと加えた。マイナス残高に関して同氏は、マイナス残高の90%はわずか数口座から発生したもので、マイナス残高は合計で約250万から300万ドルであったと述べた。

Gain Capital Q4 2014 Earnings Presentation

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この記事は英語版のオリジナル記事をWESTERN Inc.が日本向けに編集したものです。

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