FX・バイナリーオプション専門家から見た、自動売買システムとの付き合い方

by Forex Magnates at 3 March, 2015 カテゴリ: その他 | 取引システム | 海外その他 | 海外総合
Abe Cofnas

Abe Cofnas氏

ゲスト寄稿:Abe Cofnas氏
(Abe Cofnas氏は、FXとバイナリーオプションのエキスパートであり、Futures Magazineで連載を持つコラムニストである。また、ブルームバーグプレスから間もなく出版されるバイナリーオプションに関する本も執筆。NoaFX社ではチーフエデュケーターとして成功する取引ストラテジーをトレーダーに伝授している。)

robot-279x300 人類がロボットを作った主たる理由は、簡単に言うと『生活を楽にする為』である。テクノロジーが大きな進歩を遂げている為、ロボットにあらゆるタスクを任せる事が出来、私達は本当に重要な問題に取り組む事が出来る。あなたの代わりに通貨取引ルーティンを行うFXロボットもその一つである。

 自動で取引を行うシステムは、『ロボット』、『ソフトウェア』、『EA』、『アルゴ』等様々な呼び名がある。しかし、自動化システムとは厳密にはどのようなものを指すのか?世の中には、完全に自動化されたシステムや、半自動化システム、マニュアルのシステムが存在する。各取引ならびにストップ・リミット、その他のパラメーターを手動で実行するテクニカルストラテジーやシステムは、マニュアルシステムと呼ばれる。その対極にあるのが自動化システムである。

 自動化システムでは、独自のルールに沿って発注や決済が行われるようにコードを記述しプログラム、あるいはソフトウェアやEA(メタトレーダーで使用される)を構築する。このような自動化システムの大きなメリットは、システムをコーディングすれば、後は考えずにリラックスして取引が行われるのを見ていられるという事である。つまり、完全に機械的で、取引に対する感情的な部分を排除できる。トレーダーが失敗する主な理由の一つが、取引が感情にコントロールされてしまう事である為、これは重要な利点である。

 失敗に終わったトレーダーの中には、取引のエントリーやエグジットをもっと機械的に行っていれば成功していた可能性のある者が多くいる。多くのトレーダーは取引を継続する資金やエネルギーを使い果たしてから自らの誤りに気付く。しかし、自動化システムが完全に機械的であるという事実が、全ての取引問題を解決するという訳ではない。

 特にリテールトレーダーに挙げられる課題の一つに、大半が自分の取引ストラテジーを明確に公式化できない事がある。これは、厳格な基準を持つ取引ストラテジーよりもその場しのぎの取引決定をしてしまい成功を収められない理由でもある。自動化システムは正確なルールに準じて実行されるため、一つでもルールに誤りがあるだけでシステム全体が失敗に終わってしまう可能性が大いにある。これが、スムーズに機能させる為に一部トレーダーが、マニュアル操作を入れた半自動化システムを好む理由でもある。

 また、全てのシステムが自動化出来たりEAに出来るわけではない。一部のシステムは、非常に多くのルールを有し複雑であるため、コード化し全てをテストする事はほぼ不可能である。このようなシステムは、トレーダーの直感による部分が大きいマニュアル取引に任せるのが最も良い。

 自動化やEAの構築に励むのも良いが、それと同時に、全ての土台はあなたの取引システムとストラテジーで、しっかりした基盤や正確なルールがない限り、どんなに構築されたものでも失敗に終わってしまう可能性がある事を理解するべきである。

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この記事は英語版のオリジナル記事をWESTERN Inc.が日本向けに編集したものです。

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