ユーロ圏大手取引所グループ、ユーロネクスト、2014年サードパーティー収益9%アップ
ベルギー、フランス、オランダ、ポルトガル、UKに取引所を持つユーロ圏の大手取引所グループ、ユーロネクスト(Euronext)は、2014年の実績を発表した。主な項目の中では、サードパーティー年間収益が4億5,860万ユーロ(5億2,000万ドル)に9%増加した。
サードパーティー収益はサードパーティーを通した間接的な収入の事である。
ユーロネクストは、運営費(有形固定資産の減価償却費無形固定資産の償却費を除く)を2013年から11.4%減少させた。ユーロネクストは年間EBITDAマージンが45.8%であった。
2013年のEBITDAマージンは41.5%であったが、この数値には9,500万ユーロ(1億800万ドル)のICEの暫定収益やその他利益が含まれている。2014年はこれが3,400万ユーロ(3,900万ドル)で業務効率向上を達成した事を示している。
ユーロネクストは、2016年末までに8,000万ユーロ(9,100万ドル)の合計純効率を達成するというコミットメントに修正した。2015年上半期末までには6,000万ユーロ(6,800万ドル)を達成する見込みである。また、2015年5月6日の年間総会で一株当たりの配当を0.84ドルにする提案をする予定である。これは50%の配当性向という事になる。
ユーロネクストのCEO兼管理取締役会会長のDominique Cerutti氏は、業務の最適化へのコミットメントを繰り返し述べ、最近の一連の人事起用がユーロネクストを主要金融センターへと築き上げる取り組みにおける重要な鍵であると強調した。
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この記事は英語版のオリジナル記事をWESTERN Inc.が日本向けに編集したものです。
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