英上場ブローカーPlus500社、2014年純利益が最高記録
英上場FX・CFDブローカーのPlus500社は2014年の財務実績を発表した。大幅な向上を示した実績は、同社がマージンデリバティブ界で急成長を遂げる企業の一社である事を表している。
2014年主要財務データ
- 収益は2億2890万ドルで、前年の1億1510万ドルから99%増加
- EBITDA1は1億4540万ドルで、前年の6730万ドルから116%増加
- EBITDAマージンは63.6%、前年は58.5%
- 純利益は1億250万ドルで、前年の5060万ドルから102.6%増加
- 一株当たり利益は0.89ドルで、前年の0.47ドルから89%増加
- ARPUは2160ドルで、前年の1325ドルから63%増加
- 営業キャッシュフローは1億1890万ドル(前年は5710万ドル)
- 一株当たりの最終配当は0.3001ドル(ペイアウト総額3450万ドル)、一株当たりの特別配当は0.2657ドル(ペイアウト総額3050万ドル)
- 2014年の合計配当金は9200万ドル
Plus500社はIGグループやロンドンキャピタルグループに続き、最近AIM市場にIPOを実施し、UK上場企業の仲間入りを果たした。
同社CEOのGal Haber氏は声明の中で「私達は再び力強い成長を遂げた年を報告でき嬉しく思っています。収益と利益の両方で新たな記録を出せ、当社が営業しているほぼ全ての国で増加が見られました。特に金融市場のボラティリティが取引高増大へと繋がり目覚ましい実績で1年を終えることが出来ました。
今後も当社のブランド力をオンライだけではなく、スペインのアトレティコ・マドリードFCのスポンサー契約などのオフラインマーケティングを通して向上させていきます。また、当社のお客様がパソコンやモバイルから当社プラットフォームに簡単にアクセスできるよう、イノベーションや開発を通してテクノロジー面も維持していきます。当社取締役会は、新規顧客を獲得するマーケティングの取り組みが、2015年も力強い成長を勢いづけると確信しています」とコメントした。
同社のトレーダー数も成長し続けており、10万人を超えていると報告されている。ドイツ銀行も最近同社に投資をしており、これにより問題を抱えるデリバティブ取引部門がサポートされている。
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この記事は英語版のオリジナル記事をWESTERN Inc.が日本向けに編集したものです。
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