独占記事:アルパリUK社、2,500万ドルで買い手見つからず、細分化して売却か?
アルパリUK社のKPMG特別共同管財人チームは、アルパリUK社の全部門一式を売却し、雇用を維持する方向性を目指していたが、フォレックス・マグネイトが入手した情報によると、これらの試みに失敗した事が示唆される。
先週金曜日、アルパリUK社の特別管財人がアルパリUK社従業員を集め状況説明が行われた。同社は2,500万ドルで売りに出されていたが、この金額で買収を希望する買い手は現れなかったという。
本件に近しい情報源によると、このような理由でKPMG社はアルパリUK社の資産を細分化して売却する予定である。
KPMG社はこの計画について発表をしていないが、アルパリUK社の日本とドバイ子会社が現地事業体毎に別々のブローカーに売却される可能性や、もしくは顧客名簿をブローカーに売って全オペレーションを完全に閉鎖するという可能性が考えられる。
いずれにせよ、同グループ従業員の大多数は解雇されそうだ。アルパリUK社の従業員は世界で240人に上り、内170人はUKオフィスに従事している。わずか50人だけが同社の精算手続きを終わらせる為に2-3ヵ月間とどまるようである。
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この記事は英語版のオリジナル記事をWESTERN Inc.が日本向けに編集したものです。
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