独自記事:2014年Q4の米ブローカー顧客利益率発表、口座数・利益率共に縮小

 フォレックス・マグネイトは第4四半期のブローカー別顧客利益率をまとめた。2014年第4四半期、FXのボラティリティは増大した。ボラティリティはチャンスにもなるが損失を生む大きなリスクにもなる。第4四半期の利益率・アクティブトレーダー統計に大きな影響を与えたのはまさに後者であった。

 加重平均での顧客利益率は35.3%、第3四半期は37.8%であった。ブローカーで加重平均すると顧客利益率は35.6%、第3四半期の37.3%から1.7%減少した。

 この統計は、大きな利益獲得のチャンスがあったにも関わらずリテール顧客のパフォーマンスが良くなかった事を示している。加重平均顧客利益率は2014年第2四半期の39.5%をピークに、ボラティリティが増大するほどこの数値は落ち込んでいった。

 また、アクティトレーダーは前四半期からは6,491人減少し90,000人を切り、米リテールFX市場は縮小している。これはフォレックス・マグネイトが、2011年第1四半期に本統計をまとめ始めて以来最低の数字であった。前四半期からは6,491人の減少。

 第4四半期、アクティブトレーダー数に影響の与えたのは、IBFX社のリテールMT4顧客をFXCM社に売却した事であった。下記表でIBFX社の顧客数は前四半期から5,345人減り1,801人に減少した。興味深い事に、FXCM社は358口座増加しただけでこのIBFX社減少分はFXCM社にそこまで影響を与えなかったという事だ。それでもFXCM社はなおリテールトレーダー数において米ブローカートップに君臨している。

 FXCM社はIBFX社に利点を積極的に売り込んできた事で知られており、IBFX社から移管される新規顧客を引き込む為に低スプレッドも導入した。しかしFXCM社の口座大幅増加に繋がらなかったというのは、IBFX社顧客がFXCM社で継続しない事を選んだか、非米国トレーダーがFXCM社の米国以外の管轄部門に移管されたという事なのであろう。

 この真相のヒントは、FXCM社の2014年第4四半期財務報告に含まれている可能性がある。スイスフラン・ショック関連の損失やLeucadia National社からの財政支援を受け、この財務報告発表は非常に注目されている。

 下記表の顧客利益率に戻ると、インタラクティブ・ブローカーズ社の数値は44.1%で再び最も利益率の高い米ブローカーとなった。第2位はCitiFX社で43%であった。過去に取り上げたようにインタラクティブ・ブローカーズ社の平均口座サイズは、他社よりもはるかに上回っている。

 スイスフラン・ショックでインタラクティブ・ブローカーズ社やFXCM社は多額の損失を被った。スイスフランのボラティリティが2015年第1四半期の利益率にどのように影響を与えるのか興味深い。

Q4 2014 US Forex Broker Profitability and Active Trader Report with MB Trading

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この記事は英語版のオリジナル記事をWESTERN Inc.が日本向けに編集したものです。

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