テキサス裁判所、友人、親族を巻き込んだ投資詐欺・横領に有罪判決
テキサス州ダラスのSteven Scott被告は、投資家から110万ドル以上を集めポンジースキームを行った罪で有罪判決を受け、76万6,625ドルの賠償金と70万ドルの罰金が科された。被告は2年以上に渡り未規制のコモディティプールスキームを実行し投資家を騙していた。
この連邦裁判所命令は米商品先物取引委員会(CFTC)が被告の問題点をまとめた訴状を提出した事から始まった。制裁金とは別に、被告はCFTCに個人として登録する事も永久的に禁止されている。
裁判所命令によると、被告は少なくても2009年1月5日から2011年3月30日までの2年間、同スキームを実行していた。そしてレバレッジを効かせたFXの取引を行うと称して43人のプール参加者から114.6万ドルを不正に集めていた。
被告は直接的もしくは口コミやEメールでテキサスのプール参加者を勧誘していた。参加者には被告の友人や親族もいたという。
投資家から集めた資金は被告の個人的出費に使用されたり、利益や元金の支払いとして他の投資家口座に入金されていた。
CFTCは顧客資金を横領するスキームを積極的に調査している。同局はウェブサイト上で、規制下にある投資の概要や投資スキームを評価する際に注意すべきポイントについて公開している。
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この記事は英語版のオリジナル記事をWESTERN Inc.が日本向けに編集したものです。
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