フォレックス・マグネイト編集者が語る、2014年FX業界の苦悩

by Forex Magnates at 26 December, 2014 カテゴリ: その他 | 海外その他 | 海外総合

 フォレックス・マグネイトのニュース編集室で白熱する議論には、実際に公開される記事に劣らないほど興味深いものがある。私達はこの1年を通してFX業界に打撃を与えたり困惑させた事を、フォレックス・マグネイトの編集者が各自の専門分野や観点から意見を出し合いまとめる事にした。

Ron Finberg, Editor, Forex Magnates

フォレックス・マグネイト編集者/Ron Finberg

テクノロジーを犠牲にしたマーケティング/Ron Finberg

2014年のトレンドの一つで私が好印象ではなかったと思うものは、サードパーティーのテクノロジープロバイダーがブローカーからマーケティング支援を得る事が困難なことである。

サードパーティー・ソリューションのウェブAPI接続提供という点において、FXとCFDブローカーは株式業者をはるかに上回っている。しかし、これらの商品が顧客のライフタイム・バリューを向上させるにも関わらず、ブローカーは外部商品の支援をためらっている。その結果、テクノロジープロバイダーは最新のテクノロジーを構築する代わりに、最終的にIBになり、リテール顧客向けのマーケティングにリソース配置せざるを得なくなる。

蔓延するクローンサイト/Avi Mizrahi
Avi Mizrahi, Editor, Forex Magnates

フォレックス・マグネイト編集者/Avi Mizrahi

規制当局、特に英FCAの発表を見ていれば、クローンサイト/業者に対する警告が頻繁に発せられている事に気づくだろう。このクローンは正式に規制を受けている業者のライセンス番号や住所等の情報を盗み詐欺を働いている。

この詐欺の大半は中国人トレーダーがターゲットとされており、既に問題のある現地業界にさらなる問題を引き起こしている。この拡大するトレンドによって、中国当局が業界全体を取り締まる方向へ動かすか、もしくは膨大なポテンシャルを抱える中国市場でのビジネスに新たな障壁をもたらす可能性がある。

目まぐるしい人事異動/Jeff Patterson
Jeff Patterson, Expert Site Manager

エキスパートサイトマネージャー/Jeff Patterson

2014年私を悩ませた事は、この夏まで長引いたボラティリティ不足後の急な人事異動である。

今年は数多くの経営陣達と関わってきて、FX業界に必要な優れた人材や、新しい思想をもつ者やイノベーターの絶え間ない採用について理解を深めた。

そして私は、連続する大きな人事異動は業界全体にダメージを与えると感じた。FX業界は非常に競争が激しい業界として知られており、リテール・法人分野の両方で役員や従業員の急激な出入りを目にしている。

強気な予測/Leon Pick
Leon Pick, Editor, DC Magnates

DCマグネイト編集者/Leon Pick, Editor

今年、私を悩ませた事はビットコイン価格の強気な予測であった。CoinDeskは今年始めにビットコインが775ドルの時に、今後のビットコイン価格に関する調査を実施した。5,000人以上の回答者の内56%が、価格が年末近くに1200%値上がり10,000ドルになるという予測をしていた。ビットコインは現在320ドルで予想を97%下回っている。

しかし、この強気な予測は個人の間だけに限らず、法人企業でも見受けられ、ビットコインファンドPantera Capital社も10,000ドル付近を予想していた。バンク・オブ・アメリカ・メリルリンチは1,300ドルと警戒的予測をし、間もなくその付近で価格が安定する見込みを述べた。また、Lightspeed Venture Partners社のインド支店は4,000ドルから5,000ドル付近、GoldStockBull社は2,500ドルを予想していた。

当時は、価格が3ヵ月で1,000%急伸したという前例があったが、ビットコインの長期価格を示す科学的方法はない。ビットコインは、株とは異なり収益や資産等合理的に評価できる要素がない。専門家であればビットコインが予想不可能だという事を認めるか不確実な予測である事を補足した方が良い。

この記事は英語版のオリジナル記事をWESTERN Inc.が日本向けに編集したものです。

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