Leverate設立者、サクソバンクから25%の自社株買い戻す、両社にとって適時
FXテクノロジープロバイダーLeverate社は、サクソバンクが保有していたLeverate社株を買い戻した事を発表した。
サクソバンクは2011年7月にLeverate社の25%株式を買収した。この買収は2011年で最も注目された業界ニュースの一つであった。
Leverate社マーケティングVPのNicc Lewis氏はフォレックス・マグネイトに対して「サクソバンクの幹部再編の意図やタイミングは、サクソバンクの2014年年間報告書にもあるように、リテールFX市場ビジネスから離れ法人ビジネスに集中するという戦略変更がきっかけでした」と話した。
また、同氏は「サクソバンクが大口のセミプロ顧客に焦点を向け始めた事で、同行はLeverateへの投資やマネージメントに関わる事への関心が減退していました。一方、Leverateの設立者はこれと異なる戦略を掲げており法人投資家獲得にはあまり興味を示していません」と述べ、自社株買戻しは両社にとって適切な時期に行われたとされる。
コアビジネスへ焦点
Leverate社取締役会会長のDoron Cohen氏は「サクソバンクはコアビジネスの焦点を再設定する為に、同行のポートフォリオを整備する決定をしました。また、当社の設立者は、当社はLeverateブランドのさらなるグローバル展開を目指している為、当社設立者は当社の方向性を司る権利をさらに高める事に関心があります」と述べた。
同社CEOのRan Strauss氏は「当社はサクソバンクと提携できた事に感謝しています。この先も良好な関係を維持していきたいと思っています」と加えた。
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この記事は英語版のオリジナル記事をWESTERN Inc.が日本向けに編集したものです。
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