極度なRUBボラティリティの打撃:アルパリ社、ルーブル取引を停止、多くのブローカーがレバレッジ制限に

risk and compliance in word tag cloud ロシアブローカー、アルパリ社は『リクイディティ不足により、USD/RUBとEUR/RUBの取引を一時的に停止する』事を発表した。他のリテールFXブローカーも顧客に対して、ロシアルーブルの通貨ペアの取引環境がかなり厳しくなっている事から早急に取引を停止する事を通知している。

 最近のロシアルーブルの行き過ぎたボラティリティにより、ブローカー達は最大証拠金の制限や、スプレッド拡大等リスク管理対策を実行せざるを得ない状況にある。

 大手ロシアブローカーのTeleTrade社は16日、USD/RUBのCFDのスプレッドを800から1200ポイントに50%拡大する事を発表した。競合のアルパリ社はその前日にレバレッジの制限を設け、スタンダード口座のルーブルペアのポジションサイズに応じ、最大レバレッジを50倍、25倍、10倍に設定した。さらに、アルパリ社顧客はルーブルポジションを決済する事はできるが新規ポジションはどのレバレッジ条件でも建てる事はできない。

 一方、法人分野だと15日にモスクワ取引所が全通貨に対し最低初回証拠金維持率を10%に変更した。この変更の理由は『リスクパラメーターに基づく』とだけ説明された。

Kantox社、CEO兼共同設立者
Philippe Gelis氏

 スイスのリテールブローカーのDukascopy社は、15日の発表で「USD/RUBペアの高ボラティリティと低リクイディティにより、大幅な価格変動リスクが存在し、顧客口座にマイナス影響を与える可能性がある。したがってUSD/RUBペアの最大レバレッジを12月17日から10倍にやむなく変更する。また、追加の対策として、完全なUSD/RUBの取引停止や建玉の決済等も警告なしで行う可能性もある」と述べた。

 また、先月、XM社やForex Club社もロシアルーブルのリスクを制限する事前対策をとった。
 Kantox FX platform社CEO兼共同設立者のPhilippe Gelis氏は、フォレックス・マグネイトに規模が拡大するこの状況について「ロシアルーブルの急激な下落はロシアでオペレーションを行う欧州企業にパニックを引き起こす原因となるでしょう。なぜなら、彼らの利益がロシアでの価格上昇の打撃を受け、ロシアから資金を移動する事が増々困難になる可能性があるからです」とコメントした。

Ruble Chart, 16th of December 2015

USD/RUBチャート(2014年12月16日)

【関連記事】

この記事は英語版のオリジナル記事をWESTERN Inc.が日本向けに編集したものです。

■最新版フォレックス・マグネイト四半期調査報告書販売中!
■フォレックス・マグネイト日本版の最新記事をfacebookでチェック





コメントはまだありません.