ソーシャル大手eToro社、中国とロシア業者から2,700ドルの資金調達

etoro-logo2 先月、中国の金融サービス業者Ping An社と、ロシア大手銀行のSberbankが、世界の投資家に電子取引とソーシャル取引ソリューションを提供する大手フィンテック業者のeToro社に投資する予定である事を報じた。これについて、eToro社は本日、資金調達を発表した。同社は、Ping An Ventures社(中国ベンチャー投資業者)と、SBT Venture Capital社(フィンテック特化のファンドでロシア最大銀行を主要提携先とする)から2,700万ドルのエクイティファイナンスを受けた。これまでSpark Capital社とBRMグループも同社に出資しており、Silicon Valleyバンクからはクレジットファシリティを受けている。

 以前報じた様に、この新たな資金調達の狙いは、eToro社のグローバル成長を加速する事である。人民元とロシアルーブル取引を最近ローンチした様に、とりわけ中国とロシアに重点を置いている。

 SBT Venture Capital社のマネージングパートナーであるMircea Mihaescu氏は「ソーシャルへの投資は、eToro社による革命の一環であり、トレーダーの取引・投資方法を変えます。成功を収め、将来有望なeToro社と提携でき非常に嬉しく思っています」と述べた。

 また、Ping An Ventures社ディレクターのJiang ZHANG氏は中国でのeToro社のポテンシャルについて「このパートナーシップは、急速に成長する中国市場でのeToro社ネットワークを瞬く間に拡大する事ができるでしょう」と語った。

世界進出

 この新たな資金調達もあり、IPOの可能性は少なくても2016年までに行われない事が予測される。上場を視野に入れ、メインの規制オペレーション地域をUKに移行させる事に焦点を当てていた同社であったが、UKではソーシャル取引の適法性が不明瞭である事などから、この計画は遅れをとっている可能性がある。

 2013年にロンドンにオフィスを設置し、金融テクノロジー系ベンチャーが集まるロンドンのLevel39内の小規模なオフィスと従業員で営業を続けている。同社は英当局のFCAと協議を行っている事で知られており、ロンドンでのオペレーション責任者にPaul Chrimes氏を任命した。しかしキプロス当局のCySECとUKの規制下にある一部の業者のように、eToro社はまだ、FCAライセンスの下で顧客に同社のコピー取引プラットフォームを提供していない。

UKにおけるコピー取引の位置づけはまだ漠然としており、FCAは同商品の提供に必要なライセンスに関するガイドライン構築の為、ブローカーと個々に協議を行っている。

 eToro社は、10月に人民元とロシアルーブル取引を導入した際、フォレックス・マグネイトに対し、中国とロシアが同社にとって成長地域である事を語っていた。Ping An Ventures社とSBT Venture Capital社による出資と、この2社の現地コネクションが、eToro社の中国・ロシアでのオペレーション拡大を後押しする事が見込まれる。

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この記事は英語版のオリジナル記事をWESTERN Inc.が日本向けに編集したものです。

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