FXCM社の新導入した生スプレッドプライシングモデル、取引高増加し好調な滑り出し

by Forex Magnates at 4 December, 2014 カテゴリ: 世界FX取引業者動向 | 海外業者 | 海外総合

 トレーダーはより迅速な取引執行力を求めている為、インターバンクFX市場ではFXの手数料が引き下げられ続けている。FXCM社は、今年9月、リテール投資家に生スプレッドを提供し手数料を徴収するというプライシング構造に大幅変更した。

 フォレックス・マグネイトがFXCM社にEメールでインタビューをしたところ、同社はこの新しいプライシングモデルにより、米国部門で顕著な取引高増加が見られていると伝えた。最初に最低入金額設定が変更された米国の10月取引高は9月から51%増加したという。

 同社スポークスパーソンは「米国は顧客がこの新モデルに移行してからまるひと月が経過した最初の地域で、早速好調な結果が見られています。米国の10月取引高は前月比51%増加で、当社全地域の増加率21%の倍以上でした。」とコメントした。

 このノーディーリングデスク・モデル(NDD)は金融サービスプロバイダーにとって安全策となっており、これの代替ソリューションは顧客のポジションを自社のリスクブックで管理し、各取引に対するプリンシパルとして機能する事である。しかし、最近のマーケットの変動はブローカーとリテール顧客の両者にコストがかかる。

 FXCM社は顧客の最低入金金額を50ドルから2,000ドルへと大幅な引き上げを行った。トレーダーへの間口を広げる為に大半の金融ブローカーは最低入金額を引き下げておりこれは最近の業界トレンドとなっているが、FXCM社の戦略はこのトレンドとは逆である。

 リテールFX界全体の取引高は増加しているが顧客数が減少している為、この2年で顧客獲得コストは劇的に増加している。FXとテクノロジー業者のマーケティングコンサルティングを行うPR Limited社のSanjay Mistry氏は「2012年以来、1口座当たりのコストは25%増加しています。低ボラティリティ市場や強気な株式市場は、トレーダーがFX取引に踏み込めず留まらせてしまっている要因にもなっています。」と説明した。

 FXCM社は「この新しいプライシングモデルは短期取引や高頻度取引に向いています。トレーダーは容易にスキャルピングでき、高い執行力はストップやリミットオーダーに有利に働きます。」とコメントした。

 さらに、FXCM社は富裕層顧客、大口取引トレーダーの獲得も狙っているという。このエージェンシーモデルによる取引収益は、顧客の損失から収益を吸い上げるディーリングデスクプロバイダーとは異なる。

最低入金額

 一部のブローカーでは初回最低入金額が高めに設定されており、TradeStation社のFX口座では2,000ドル、FXのIRA口座では5,500ドルが初回入金額となっている。

 サクソバンクは最も高い最低入金額を設定しているリテールブローカーの1社で、入金額は口座種類によって異なるがクラシック口座では6,500ポンドもしくは10,200ドルである。

 ゲイン・キャピタル社のウェブサイト上には、最低入金額は250ドルであるが、一連の取引をするには少なくても最低2,500ドルの入金を推奨する旨が記載されている。

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この記事は英語版のオリジナル記事をWESTERN Inc.が日本向けに編集したものです。

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