1カ国のライセンスで複数国展開が可能に?世界各国当局がクロスボーダーソリューションを検討

by Forex Magnates at 27 November, 2014 カテゴリ: その他 | 各国FX規制関連 | 海外FX規制関連 | 海外その他 | 海外総合

iosco 証券監督者国際機構(IOSCO:International Organization of Securities Commissions)は、火曜日、クロスボーダー規制に関するタスクフォースの協議報告書を発表し、課題の特定と可能なツールを示した。

 この報告書では、これまで使用されてきたもしくは検討中の3つの規制ツールについて説明されており、IOSCOメンバーの投資家保護とシステムリスク軽減への取り組みを支援する。

 これらのツールはクロスボーダー規制ツールキットの開発における基盤を提供するものと言われている。これらはおおまかに、『National Treatment』、『Recognition』、『Passporting』の3種類に分類される。

 IOSCOは世界の証券監督当局の為の国際的な機関である。投資家を保護し、国際的に認識され、一貫した証券取引の規制・監督・執行に関する基準の適切な遵守を確保し促進するために、G20や金融安定理事会(FSB)と協力している。現在世界120以上の証券規制当局がIOSCOのメンバーとなっており、世界の証券市場の95%以上を監督している。

 火曜日の報告書には、主要課題や当局らがクロスボーダー証券規制導入において直面する問題についての協議の詳細も含まれていた。具体的には、自国の規制がグローバル金融市場にどのように適用されるかや、海外規制や国際基準との相互作用に関して等である。2013年6月に設立されたクロスボーダー規制に関するタスクフォースは、これらの課題を考察しポリシーメイカーを支援する。

グローバル・パスポーティング

 金融商品および金融サービスプロバイダーの『Passporting(パスポーティング)』は、Passporting協定に参加している管轄地域の1カ国でライセンスや認可を保有している業者が、他の加盟地域で新たな認可取得を必要とせずに加盟地域で金融商品・サービスを提供できるというものである。

 FX業界では、この「パスポーティング」は既に認知されており、キプロスやUKの大半の規制ブローカーはMiFIDライセンスをパスポーティングに使用して、EU内でサービス提供している。IOSCOが検討しているこのパスポーティングが導入されのはまだまだ先になるかもしれないが、もしこの協定がG20で採用されれば、金融業者は基本的に1カ国のライセンスだけであらゆる国で営業を行う事が可能となる。

ioscodiagram

IOSCOのクロスボーダリング・プロセス

この記事は英語版のオリジナル記事をWESTERN Inc.が日本向けに編集したものです。

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