米・英・スイス当局、レート不正操作を巡り世界大手銀行立て続けで罰金攻め

by Forex Magnates at 13 November, 2014 カテゴリ: 世界FX取引業者動向 | 各国FX規制関連 | 海外FX規制関連 | 海外業者 | 海外総合

finma-cftc-fca 12か月以上に及んだ為替レート不正操作の調査の結果、米国、英国、スイスの規制当局は12日、大手5行に対し数十億ドルにおよぶ罰金を課した。

 外為トレーダーが不正操作を狙った代表的な指標の一つは「WM/ロイター」であった。12日に発表された内容では、クロスカレンシースワップ、FXスワップ、スポット、フォワード、オプション、先物、その他デリバティブ取引に使用されるこの主要指標の操作について銀行がどのように共謀したのかについても言及している。

米国:商品先物取引委員会(CFTC)

 CFTCは、2009年から2012年の間に行われた外国為替ベンチマークレートの不正操作問題を巡り5行に対し14億ドル超の罰金命令を言い渡した。

 対象となったのは、シティバンク(3億1,000万ドル)、HSBC(2億7,500万ドル)、JPモルガン(3億1,000万ドル)、ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド(2億9,000万ドル)、UBS(2億9,000万ドル)であった。

cftc fines

英国:金融行動監視機構(FCA)

 FCAもCFTCと同一の5銀行に対してほぼ同額の罰金を課した。数ヵ月要した調査は、遂に欧米の両方で結論に達した。

 スポットFX取引オペレーションの監督不履行で罰金を課せられたのは、シティバンク、HSBC、JPモルガン、ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド(RBS)、UBSであった。

 FCAは声明の中で、これらの銀行の不履行が、UKの金融システムに対する信頼を揺らがせ、金融システムの完全性を危険にさらした事を述べた。また、業者がこれらの不履行の根本的原因に対処する事を確実にし、マーケット全体の水準を押し上げる為の業界全体にわたる改善プログラムを導入する意向も示した。

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スイス:連邦金融市場監督機構(FINMA)

 12日に各当局から一斉に発表された罰金命令によって最も打撃を受けたのは、UBSで総額8億ドルに及んだ。スイス大手銀行のUBS銀行は、1日で3か国の各規制当局から罰金を下された唯一の銀行であった。

 FINMAがUBSに課した罰金は1億3,400万スイスフランであった。同局の調査によると、チューリッヒの同社従業員が長期間に及んでFXベンチマークの不正操作を企てており、顧客の不利になるよう働いていた事が発覚した。FINMAは、同行の数々の違反行為を確認しており、その中には顧客のストップロス注文を同行の有利になるよう実行、フロントランニング、顧客の個人情報を第3者機関に公開、過度なマークアップ等が含まれていた。

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この記事は英語版のオリジナル記事をWESTERN Inc.が日本向けに編集したものです。





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