2014年上半期、国際決済銀行(BIS)調査:OTCデリバティブ市場縮小、一方FXは順調に増加

by Forex Magnates at 12 November, 2014 カテゴリ: その他 | 海外その他 | 海外総合

BIS Logo 国際決済銀行(BIS)のOTCデリバティブ市場調査のデータによると、OTCデリバティブ市場は2014年上半期、僅かに縮小した。上半期はFXを含む多くのアセットクラスは事実上停止状態であったため、この調査結果は驚くべき事ではない。

 2014年6月末時点での総取引想定元本は691兆ドルで、2013年末の711兆ドルから3%減少し、2013年6月末に報告されたレベルへと戻った。

OTC_Derivatives_FX_Market_Share_by_Currency

通貨別マーケットシェア

 OTCデリバティブのグロス・マーケット・バリュー(gross market value)は上半期減少トレンドを続け、全取引のグロス・マーケット・バリューは6月末時点で17兆ドルとなった。これは2013年末の19兆ドルから7%減少、2013年6月末時点の20兆ドルから14%減少した結果であった。

 昨年のデータと比較すると、今年上半期の縮小は金利レートデリバティブのバリュー低下が主に起因していた。FXデリバティブのグロス・マーケット・バリューは金利レート取引と同様に低下した。

OTC_Derivatives_Total

グローバルOTCデリバティブ市場の推移
ソース元:BIS

 今年6月末時点のFXデリバティブのグロス・マーケット・バリューは1.7兆ドルであり、2013年末は2.3兆ドル、2013年6月末は2.4兆ドルであった事から、ここ数年で最低レベルにまで落ち込んだ。対ドル取引は6月末の想定元本の87%を占めていた。そして日本円がグロス・マーケット・バリューの減少に最も影響した。

 そうとはいえ、FXデリバティブはグローバルOTCデリバティブ市場で2番目に大きいセグメントである。というのも、FXの想定元本は増加し続け、上半期には75兆ドルに達し、OTCデリバティブの総アクティビティの11%を占めていた(2013年下半期から1%上昇)。

 インターディーラー取引のマーケットシェアは変わらず、約50%であった。

Global_OTC_FX_Market

グローバルOTCFXデリバティブ市場

本調査は、アウトライトフォワード、FXスワップ、通貨スワップ、オプションを含む。

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この記事は英語版のオリジナル記事をWESTERN Inc.が日本向けに編集したものです。





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