公式発表:ECBのストレステストに25行不合格、キプロスにさらなる圧力

by Forex Magnates at 28 October, 2014 カテゴリ: その他 | 海外その他 | 海外総合

ecb_logo_EN 欧州中央銀行(ECB)は、ユーロ圏の大手銀行130行に対する資産査定とストレステスト(健全性審査)の結果を発表した。ストレステスト期間中40行の自己資本比率わずか7%もしくはそれ以下であった。この7%とは2010年に公表された新たな自己資本規制であるバーゼルⅢが定める最低ラインである。

 このストレステストにより、25行で合計約250億ドルの資本不足が指摘されていたが、内12行は今年既に150億ドルの増資を実施しており、残りの銀行は資本不足の対応に最大9か月が与えられている。

 ECBのVítor Constâncio副総裁は、「この厳正なストレステストの実施は、11月に完全導入される単一監督メカニズム(Single Supervisory Mechanism :SSM)の準備における重要なマイルストーンです。大手銀行を徹底的に評価する事で銀行セクターに対する国民の信頼を高める事が出来るでしょう。問題点やリスクを明確にする事で各銀行がより回復し強固になり、ユーロ圏での融資を促進、経済成長を後押しするでしょう。」と述べた。

キプロスの銀行

 EBCのストレステストの結果、246億ドルの不足資本額の大半が、キプロス、ギリシャ、ポルトガル、イタリアで占められている事も分かった。実際、資本不足と指摘された25行の内、3行はキプロスで、不足資本合計は24億ドルに及んだ。この事実がECBがキプロスの構造改革と財政再建に対する圧力を強めるだろう。

 ECBに査定されたキプロスの4行(Bank of Cyprus Public Company Ltd、Co-operative Central Bank Ltd、Russian Commercial Bank Ltd(RCB)、Hellenic Bank Public Company Ltd)の内1行(Hellenic Bank Public Company Ltd)が、現在もストレステストに不合格のままである。現地メディアが伝えるところによると、同行は追加株式の発行を検討しているとの事である。

Capital Shortfall by  Country

国別資本不足(CY=キプロス,GR=ギリシャ…)

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この記事は英語版のオリジナル記事をWESTERN Inc.が日本向けに編集したものです。





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