独占インタビュー:市場シェア最大のCitibankのFXプライムサービス・グローバルヘッドに聞くPBの在り方

citigrouplogo プライムブローカーはFX業界の食物連鎖の頂点にあり、Citi社はこのハイエンドなセグメントでマーケットシェアが最大のプレイヤーである。そのCitibank Institutional Clients GroupのFX Primeサービスのグローバルヘッド兼マネージングディレクターのSanjay Madgavkar氏にインタビューを行った。

Sanjay Madgavkar (Right), Managing Director, Global Head - FX Prime Services, Citibank Institutional Clients Group at Forex Magnates offices with Avi Mizrahi (Left)

Citibank Institutional Clients Group FXプライムサービス、マネージングディレクター兼グローバルヘッド Sanjay Madgavkar氏(右)、フォレックス・マグネイト Avi Mizrahi氏(左)
フォレックス・マグネイトのオフィスにて

 

この2年間プライムブローカレッジを担当していますが、以前まで担当していたマージン取引と主に何か異なりますか?

 最も明白な違いは、プライムブローカレッジは法人顧客、マージンFX取引はリテールと中間市場顧客相手だという事です。従って、知識の高度さのレベルにも大きな違いがあります。プライムブローカレッジでは、マクロヘッジファンド、高頻度取引トレーダー、リテールブローカー、エージェンシービジネスを相手とし、皆当社にマーケットのアクセス、つまりリクイディティプロバイダーとの接続を求めに来ます。彼らは、一つのカウンターパーティー、つまりCitiで全ての取引が行えます。リテールと中間市場サイドの顧客は異なるニーズがあります。タイトなプライスを提供するリクイディティを求めている為、多くのリクイディティプロバイダーとの関係を必要としていません。しかし、調査やテクニカル分析ツール等トレードの役に立つものを全て必要とします。

つまり、法人顧客は御社から分析や情報提供を期待しておらずリクイディティのみ必要としているという事ですか?

 そのような情報をプライムブローカーからは望んでいません。なぜならクリアリングや信用関係を主としているからです。彼らは、リサーチ情報等を執行ブローカーやブルームバーグ、ロイター等専門のデータプロバイダーから得ています。

どのように法人トレーダーはマーケットにアクセスするのですか?使用プラットフォームは何ですか?

 法人ユーザーは、マーケットに電子的にアクセスする方法が通常3種類あります。シングルディーラープラットフォームの使用、ECNの使用、もしくは一般的にサードパーティーベンダーを当して行われるインハウス・アグリゲーターの配置です。Citi FX Velocityのようなシングルディーラープラットフォームは主要銀行から提供されます。これですとそこからしかリクイディティが提供されません。なので4-5種の人気のECNを持つ事になります。3つ目のインハウス・アグリゲーターの設置については、もちろん自社テクノロジーの活用の事で、複数の銀行やリクイディティプロバイダー、アグリゲーターからのAPIフィードを受け付けるアグリゲーティングディバイスを構築する為にサードパーティーベンダーが使用します。

プライムブローカレッジ界でCitiのポジションをどのように捉えていますか?さらなる成長を見込んでいますか?

 プライムブローカーとして、私達はこの競争の激しい分野で非常に高いマーケットシェアを獲得しており、第一線に位置していると思っています。マクロトレーダー、高頻度取引トレーダー、リテールブローカー、エージェンシーの4つの主要セグメントで、強い存在感を示しています。私は当社がこの2-3年で大きく成長したと思っていますし、顧客中心の方針を軸にさらに拡大し続けていくものと確信しています。

一部の企業では高頻度取引(HFT)を最近悲観的に見ていますが、御社のプライムブローカレッジとしてのHFTをどのようにお考えですか?

 HFTのフローをクリアリングしているのでリスクを負うようなビジネスには携わっていません。それに関する市場リスクもとっていません。プライムブローカーとして懸念している事は高頻度取引顧客層が当社の信用仲介業者としてのキャパシティーの中で拡大している事です。高頻度取引顧客は特にこの5-6年で非常にその存在感を強めています。

FXデリバティブやFXオプションの何に最も成長を感じますか?

 FXデリバティブの取引はこの数年で非常に伸びています。特にヘッジファンド界では、バニラオプションやエキゾチックオプションからカスタマイズされた商品まである幅広いデリバティブ商品に関心が寄せられています。なぜなら、特定のマーケットの観点に基づいて商品を合わせられるからです。Citi FXプライムブローカレッジは、幅広いオプションを受け入れており、引き続き商品の多様性を向上させ続けます。FXデリバティブの人気はこれからも続くと思っておりますし、マーケットにとって非常に重要な要素です。

この記事は英語版のオリジナル記事をWESTERN Inc.が日本向けに編集したものです。

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