ニュージーランド当局、新規制開始でリテールFX界の大改革、海外ブローカーは撤退か?

by Forex Magnates at 10 April, 2014 カテゴリ: 各国FX規制関連 | 海外FX規制関連 | 海外総合

FMA Logo ニュージーランド金融市場庁(FMA)は、新規制のフェーズ1開始を発表した。この同国の金融規制の変更は、昨年9月に発表された最初のスケジュールでは数ヵ月かけて実行される予定であった。海外業者がニュージーランドで登録するプロセスが寛容である事から、同国が多くのブローカーのホームとなりつつあるため新ガイドラインは、同国のリテールFX界の抜本的改革が見込まれている。

 FMAはニュージーランドで金融ビジネスを行うローカル企業に対するガイドラインを提供しているが、これまでは海外拠点の金融サービスプロバイダー(FSP)としても登録する事が出来た。ローカル企業とは反対に、海外のFSPは軽減された要件に直面していた。その結果多くのFXブローカーがニュージーランドで登録をし、発達した管轄地域でライセンスを取得していた。しかし2013年2月早々に、FMAが海外業者を取り締まり始め、最低要件を満たしていない多数のプロバイダーの登録を取り消した。特に、現地オフィス保持とニュージーランドに身を置くコンプライアンスディレクターの雇用という点が注視された。

 この新規制で海外および現地FSPの両者は、コンプライアンス管理と資本要件を含み同様の要件を求められる事となる。フェーズ1規制の施行前に、ニュージーランドを撤退する海外FSPもいた。その中で最初に同国を撤退した大手ブローカーはアルパリロシア社であった。FMAによると、今年の12月までに海外金融業者もローカル金融業者も要件を順守しなければならないという。

FAMの新規ライセンス申請業者と既存の登録業者に求められる要件には以下が含まれる:

  • 100万ドル以上もしくは平均収益の10%以上の正味固定資産
  • コンプライアンス、規制、リスク管理を担当するマネージメントチーム
  • 新規顧客に対する適切な基準
  • リスクやディーリングポリシーに関する情報
  • ヘッジ内部リスクの基準と顧客の証拠金レベルの取扱い
  • 顧客資金の分別ルールと顧客口座情報の適切な記録保持

 これらの要件は世界各国の規制当局がライセンスを授与する際の基準と似ている。100万ドルという最低要件は、ニュージーランドで登録する海外FSPにとって最も負担になるであろう項目である。海外業者にとってニュージーランドで登録をする魅力は、小規模の企業でもFSPになれ、減額された資本要件でブローカービジネスを開始出来る事である。これらの変更によって、現在FSPとして登録している多くのブローカーが、オフショアビジネスに適応する他地域で規制を受けるか、もしくは未登録業者となるのか注目である。モーリシャス島はその行き先として可能性があり、ライセンス供与を開始した2012年以来、ブローカー数が増加している。

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この記事は英語版のオリジナル記事をWESTERN Inc.が日本向けに編集したものです。

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