「MONEXグローバル投資家サーベイ」実施、米ドルへの期待高まる
マネックス証券株は、2014年3月に実施した第12回「MONEX グローバル投資家サーベイ」の結果を公開した。この「MONEX グローバル投資家サーベイ」とは、2009年10月から始められた個人投資家を対象とした相場環境についての意識調査のアンケートで、2011年6月からは当該個人投資家サーベイの調査対象を米国および中国(香港)にも広げ、四半期ごとにマネックス証券、TradeStation Securities, Inc.およびMonex Boom Securities (H.K.) Limitedの3社共同で実施されている。
回答者の属性は、マネックス証券(日本)に口座を保有している個人投資家の回答数は1,105件(調査期間:2014年3月7日-3月10日)、TradeStation Securities, Inc.(米国)で取引をする個人投資家 の回答数は116件(調査期間:2014年2月24日-3月4日)、Monex Boom Securities (H.K.) Limited(香港)で取引をする個人投資家の回答数は576件(調査期間:2014年2月24日-3月7日)である。
「今後3ヵ月でどの通貨が最も上昇するか」のアンケートでは、香港のBOOM証券と米国のTradeStation社の両方で、米ドルに対する期待が40%近くと最も高かった。
「今後3ヵ月程度の米ドル/円相場予想」では、半数以上が円安になると思うという結果であった。
また中央銀行の政策が外国為替レートの重要なキーとなり続けている中、「今後1年の米国経済の行方」については、回答の約3分の2が、徐々に改善すると回答した。
この他の調査項目として下記がある:
- 個人投資家の世界の株式市場に対する見通しDI
- 今後3ヵ月程度の下部か予想
- どの地域の株価に今後3ヵ月最も期待できるか
- 業種別魅力度ランキング
- 原油DI
- 貴金属DI
- 今後3か月の投資意欲について
- 注目するトピック
- 米国の中間選挙の資産運用への影響度合いについて
マネックス証券のチーフ・ストラテジスト広木 隆氏は、今回の調査結果について「米国・香港とも「不動産」の魅力度が低いのは、金利見通しが共通だからだろう。米国ではテーパリングが実施され、量的緩和は出口に向かう。それはとりもなおさず香港にとっても金利上昇を意味する。これはそもそも調整局面を迎えていた香港の不動産市況の下げを加速させるかもしれない。」と述べた。
「第12回MONEX グローバル投資家サーベイ」の詳細はこちら
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この記事は英語版のオリジナル記事をWESTERN Inc.が日本向けに編集したものです。
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