レート不正操作が深刻化、ドイツ銀行が複数のトレーダーを停職処分
ブルームバーグによると、世界最大の外国為替ディーラーであるドイツ銀行は、レート不正操作の捜査を受け、複数の通貨トレーダーを停職処分にした。
金融市場を混乱させる最近の出来事の中で最大規模の捜査として、ドイツ銀行は複数の規制当局から調査を受けていた。
ラテンアメリカにまで拡大するスキャンダル、アルゼンチンペソ取引が不正に関与
この停職処分の件で、レートの不正操作の嫌疑がかけられているトレーダー達はラテンアメリカを拠点に、アルゼンチンペソの取引を行っていた事が明らかになった。ラテンアメリカでこのような捜査が行われたのは初めての事であった。アルゼンチンペソは、米ドル、ユーロ、日本円のように頻繁に取引される通貨ではなく、監督制度が欠けている事からより高い脆弱性がある。
ドイツ銀行広報担当のKlaus Winker氏は「ドイツ銀行は、外国為替市場での取引について調査している複数の規制当局から情報提供の要請を受けた。当行は調査に協力しており、それが適切な場合は個人に対して処分を行う」と述べた。
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この記事は英語版のオリジナル記事をWESTERN Inc.が日本向けに編集したものです。
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