米FINRA、2014年マニフェストを発表:ブローカーの完全性やサイバーセキュリティ問題が重要課題

by Forex Magnates at 6 January, 2014 カテゴリ: 各国FX規制関連 | 海外FX規制関連 | 海外総合

Finra-forced-to-hike-fees-due-to-'significant-loss' 米国内の金融ビジネスを行うすべてのブローカー(証券会社)で構成する最大の自主規制機関であるFINRA(Financial Industry Authority:金融取引業規制機構)の会長兼CEOのRichard G.Ketchum氏は最近の声明で、「2014年のFINRAの調査優先課題は、一般投資家のリスクに関する問題のロードマップを業界に提供することです。企業への明確かつ詳細なガイダンスを提供することにより、FINRAは企業のコンプライアンス努力を支援するためだけでなく、投資家や市場の完全性への最も顕著なリスクとして特定された問題を、企業に警告したいと考えています。」と述べているが、FINRAはブローカーの完全性を主要懸念とし、結果的に2014年の市場に影響を与える可能性のある無数のリスク要因と急増している問題をハイライトした以下のような内容を含めた規制および調査優先課題の年次マニフェストを3日発表した:

サイバーセキュリティを取り巻く懸念に対処

 毎年高度化するハッカーをFINRAは懸念しており、金融セキュリティと完全性に向けてより複雑で効果的なセキュリティの必要性が不可欠なようだ。昨年7月CMEグループはハッキングされ、11月に発表された声明ではFBIが調査に乗り出したとされている。

 FINRAは書簡で、「金融サービス業界全体へ報告された問題により、サイバーセキュリティはFINRAにとって2014年の優先課題で有り続けます。ここ数年来、大手金融機関の多くは、さまざまな種類の攻撃による混乱の標的にされています。」と述べている。このような攻撃を踏まえ、FINRAは対策として調査と促進を行うことを専門とする研究チームを発足させた。

企業の財務諸表の完全性と一般会計原則が目標

 情報の完全性について、企業はブローカーやディーラーに対しても報告する義務があり、情報および財務諸表の高潔さや品質は、単に年末だけでなく年間を通じて提示されなければならない。FINRAはこの目的を果たすための最良の方法を、「企業は、彼らの帳簿と記録を維持する方法を検討し、企業がGAAP(Generally Accepted Accounting Principles:米国一般会計原則)に従って、正確に準備された帳簿と記録を維持するために適切な専門知識を保有していることを確認する必要がある。」として推奨している。 加えて、SEC(証券取引委員会)が制定し強調しているNet Capital Rule(純資本ルール)に則って、企業が正しく純資本を計算および準備し、自己資本規制をはっきりと認識することが奨励されている。

 FINRAの年次マニフェストは、2014年の金融業界のいかなる潜在的な懸念をも刺激し、取り組むことが目的となっている。絶え間なく変化する状況を考えると、具体的なリスクは常に潜在的に迫っており、企業やブローカーはマニフェストに明記された方法で彼らのビジネスによく務めていかなくてはならない。

この記事は英語版のオリジナル記事をWESTERN Inc.が日本向けに編集したものです。

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