QE3の縮小で円安ドル高の気運高まるか

by Forex Magnates at 24 December, 2013 カテゴリ: その他

 18日のFOMCでQE3の縮小が発表された。2014年1月より、米国債券やMBSの買入が850億ドル/月から、750億ドル/月へとテーパリングされることになる。発表後、対ドル為替レートは、一時、約5年ぶりの円安となる104円37銭まで下落した。この発表を受け、各証券会社のエコノミストは、「QE3の縮小開始はやや予想外だが、『寝耳に水』ではない」(三菱UFJモルガン・スタンレー証券 為替ストラテジスト 植野氏)、「緩和縮小について、今回は見送られる可能性が高いと予想していただけに、私にとっては『ややサプライズ』でした。」(外為オンライン アナリスト 佐藤氏)などと、予想よりも早い縮小開始に少し驚いているレポートを発表している。

 長期金利に注目すると、10年物米国債券の利回りは、2013年5月以降、ゆるやかな上昇傾向にあり、2013年12月現在では約2.8%程度を推移している。QE3縮小により、利回りはさらに上昇すると予想される。一方、10年物日本国債の利回りは、0.5-0.7%と2013年5月からほぼ横ばいで推移しており、QE3発表後でも、0.675%と、小幅上昇にとどまった。毎年2%のインフレを目指すためには、日銀は買いオペを継続し、長期金利の上昇を避けるだろうから、2014年以降は、日米間の長期金利格差が拡大する可能性が高い。したがって、長期トレンドでは円安が進行していくと考えられる。2014年1月に退任予定のバーナンキFRB議長による最後の仕事がドル高トレンドへの転換となるのだろうか。

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