ゲイン・キャピタル社、11月の取引実績:リテール部門減少、法人部門は失地回復
業界全体では、わずかな例外を除いて、国際的な大手リテールFX会社の年初から6ヶ月続いた好調さからは一転して取引高低迷が長期化傾向を示し始めており、11月も継続しているようだ。
10日ゲイン・キャピタル社は11月の取引実績を発表した。法人部門は、10月の取引高と比べ11月は完璧なUターン増加となり失地回復したが、リテール部門は、世界中の多くのFX会社と同様な方向を示した。
11月のリテールOTC取引高は1,683億ドルで、昨年の異常に低い取引高より依然として前年比で59%上回ってはいるものの、前月比では9.6%減少した。10月は同社のリテールFX部門が大幅増加をした一方で、法人部門は他社と同様に減少傾向を見せていたが11月は逆転、法人部門の取引高は前月よりアウトパフォームし、同部門における10月の低調なADV(日次平均取引高)を回復させた。
リテール部門
- OTC ADVは80億ドル、前月比-1.0%、前年比+66.9%
- Darts(Daily Average Revenue Trades:日次平均収益取引)は、15,055トレード、前月比-4.9%、前年比+10.8%
- 残高保有口座総数 133,096(11月末時点)、取引高減少にも関わらず前月比で+0.5%、前年比で+63.3%
法人部門
- 総取引高は4,286億ドル、前月比+47.3%、前年比+153.5%
- ADVは204億ドル、前月比+61.3%、前年比+165.6%
■関連記事
2013/11/13 ゲインキャピタル社、10月の取引実績発表:リテールADVは増加、法人ADVは減少
2013/11/05 ゲイン・キャピタル社、第3四半期実績発表:GFT社が与える影響
この記事は英語版のオリジナル記事をWESTERN Inc.が日本向けに編集したものです。
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