NFA、FXCM社に“100ドル”の有利な判決 FX会社はいつも貧乏くじを引いているわけではない
だれがFX会社は、いつも米規制当局から貧乏くじを引かされていると言ったのか?NFA(全米先物協会)にもたらされたFXCM社に対する2つのケースで、仲裁人であるNFAは同社に有利な決定を下した。昨年、原告である同社顧客Jeff Cummings氏とMontana Rio LCC社は、FXCM社に対して、詐欺、契約違反、受託者義務違反、商品取引所法違反、Rico法違反(Racketeer Influences and Corrupt Organizations Act:ゆすり、たかり、脅迫行為による影響を受けた組織及び腐敗した組織に関する法律)、ニューヨークビジネス法違反の申し立てを行なっており、請求額は、それぞれ50万ドルと15万ドルだった。
20日、NFAはCummings氏Montana Rio 社の両方からの訴えを棄却した。この申し立てに対してFXCM社は、“不適切に権利のない損害賠償を求めている”として、弁護士費用のための5万ドルの反訴を提起した。
また、原告の“浅はか”と思われる主張に基づいて、NFAはFXCM社の反訴に有利な決定を下し、原告に各々50ドルをFXCM社に支払うことを命じた。この金額は、NFAはFXCM社の5万ドルの反訴は明確にしたものの、原告の元々の主張に対して感銘を受けていなかったことを現している。
このケースは、顧客とNFAの登録業者間の紛争を判定するためのNFAの仲裁解決のプログラムの一環であった。FXCM社に有利なNFAの判定は、年初のゲイン・キャピタル社に対する裁判所の逆転判決に似ている。
この記事は英語版のオリジナル記事をWESTERN Inc.が日本向けに編集したものです。
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